2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雑文から雑文を生む

パンデミック以降の生活が数ヶ月続き、この間に思ったことなどをアーティストが発信したり、書いたりしたものを読むことが増えた。僕も多少は参っているので、助けというか、ヒントのようなものを模索している。そんな中で聞かれる言葉としては、時代は「も…

変わった走り方の子ども

自分が幼稚園児の頃のことなんて、ほとんど覚えていない。小学校の低学年あたりの記憶ともごちゃ混ぜになり、不可分なところがある。ただ、小学生時代は嫌なことが多かったような気がする。ガキ大将からの理不尽な命令で、いろいろダサイことをやらされた。…

グッドミュージック・ネバーダイ

家で過ごす時間が増えたので、いろんな音楽を楽しく聴けるように工夫している。プレイリストで、僕の有限の音源をブラッシュアップするのだ。まとめかたや曲順次第では、今まで聴いていたその曲の別の面が見えて来ることもある。いや、具体例はないけれど、…

ジャストタイム、ロスタイム

学生時代はスマホどころか、まだ携帯電話でさえそれほど普及していなかったので、人との待ち合わせには細心の注意が必要だった。時間通りに指定した場所にいないと相手を不安がらせてしまうし、人間として信用も失ってしまう。それでも遅刻するヤツはいた。…

カセットテープとスポーツカー

僕が初めて勤めた会社で、僕の教育係だった人は、かなりクルマに詳しい人だった。1年ほどして、その人からスポーツカーを譲り受けた。マツダの有名なスポーツカーだったが、何故かタダで貰えた。クルマに興味がうすい僕にはオーバースペックではあったが、…

心はいつも横隔膜とともに

昨日、ここでも記したことだが、ここ数日しゃっくりが止まらない。2日くらいだろうか。昨日はネットで調べた方法で一時的に止められたが、その後何度もぶり返してきた。その都度「耳の穴に指を突っ込む」という手法を試した挙句、迷走神経が慣れてしまった…

しゃっくりは吃逆と書く

僕のしゃっくりがなかなか止まらないことは、僕がよく行く飲食店の従業員にはよく知られた話、というより、知っておいてもらいたい情報だ。飲み食いしているときにしゃっくりが始まると、その日のうちに治まることはまずない。仮に治まったとしても、それは…

定食のディスタンス

昨日は午前中から、仕事で近くのお客さんのお店に訪問。そこに仕事で行くのは数年ぶりなのだが、他の用事があるので仕事以外でたまに行くことがある。その都度、昼メシをご馳走になっている。僕が近所の飲食店に全く期待していないのと裏腹に、その人は近所…

さいしょのまんが

小さな子供の頃は、上級生の子供が読んでいたマンガが大人びた物に感じられたものだ。あんな分厚い雑誌(当時は雑誌という認識はなく、単に分厚い本だと捉えていた)を読めるなんて賢いなという感覚だ。僕の周りの仲間たちも、小学校高学年になると読みはじ…

気分が上がる予定をひとつ

緊急事態宣言発令下の関東では、例年この時期に行われていたフェスが軒並み延期となっている。その中で、毎年行っている「パンダ音楽祭」というイベントは、今年は「おうちでパンダ音楽祭」と称して、今週末に配信にて開催される。われわれは家で見ているだ…

おにぎり5個と500円

今でも食欲旺盛なアラフィフ男だが、振り返れば、学生時代の食欲は底なしだったと思う。とにかく、いつも腹が減っていた。学校帰りにラーメン屋に寄って味噌ラーメンを食べても、家に帰ったらご飯3杯は軽く平らげていた。あ、そういえば「平らげる」って言…

冷えろ! マイエモーション

外出しないストレスと、発注元から仕事の連絡が遅いことが相まって、僕の感情のダムが決壊寸前だ。先方に、これまで溜め込んできた胸の内を洗いざらいさらけ出して「決裂したろか」という凶暴な心がむくむくと沸き起こっている。こんな時に電話したら、感情…

ネガティブ想念を散らせ

自粛生活によるストレスから、報道などの細部に腹を立てて呪詛を呟いてしまいそうになる。もちろんフィジカルな文句はいつも言っている。独り言というヤツだ。でも、エスエヌエス等で呟いて拡散しようとは思わない。そこの理性はまだ効いている。ただ、この…

お茶の淹れ方

社会人になりたての頃、最初に入った会社の営業先で、いつも丁寧にお茶を出してくれる人がいた。あるメーカーの研修施設で講師のようなことをしている人だった。役員定年して嘱託社員ではあるのだが、開発部門にも関わっているので営業に行くのだ。というよ…

背中越しに笑わせてくれ

確か関西のベテラン漫才師が言っていたことだったと思うけれど、「街角のチンピラ同士の立ち話が面白かったら最高じゃないか」と言う言葉が忘れられない。それは、プロの芸人でもなかなか到達できないオモシロの最高峰のような気がする。その場で生まれるラ…

無関心なガール

個性的でおしゃれな女の子を見ると、つい、目で追ってしまう。その個性は「何が人と違うのか?」を見つけ出したいのだ。服の合わせ方なのか、色彩感覚なのか、着崩し方なのか、そのヒントを見つけるまで執拗に凝視しているかもしれない。とはいえ、自然に目…

圧倒的座高の持ち主は語る

子供の頃の身体測定では、各クラスごとに保健室でパンツ一枚にさせられて測定された記憶がある。男女は別だっと思うが、その辺りは正確には覚えていない。小学生は基本的に白ブリーフが多かったが、中には絵柄が入っていてからかわれる生徒もいた。学校がイ…

ドントウォーリーを探せ

ちょうど話せるくらいの人と街中でバッタリ出会うという経験がほとんどない。たまたま会って、両方が同時に気がついて「あ、どうも」くらいのことは何度かある。でも、会った瞬間に「おう、久しぶり。このあと昼メシでもどう?」などと誘うようなタイミング…

惑星は勝手にまわる

ネットの記事か何かで読んだので信ぴょう性は低いが、このパンデミック以降の地球がすこし綺麗になっていると記してあった。世界的に外出を控えているから、排気ガスなどの汚染が緩和されていると言うのだ。僕は現状でも多少はクルマ移動をしているのだが、…

記憶という名のガソリンで

何度となく嫌なことに遭っても元気で生きていられるのは、時間が経つと忘れちゃうからだと思う。ネガティブな想念につきまとわれて生きるのは、ツラいし疲れそうだ。だから、そんな嫌な思い出は忘れてしまって構わないと思う。ただ、表面上は忘れたつもりで…

せいぜい起承転結の「承」

同じ話をいろんなところで何度もするので、この、はじめて半年しか経っていないブログの中でもすでに内容の重複は起こっていることだろう。同じ脳みそが日々の雑感を綴っているだけなので、少ないネタ元から引っ張り出している分、情報は薄い。できるだけ嘘…

みんな真面目で構わない

たまに、普通に行動していることを「真面目だなぁ」などと茶化されることがある。無視するか、不審そうな顔で言った相手を見るくらいしかできないが、その場合の正解がわからない。聞き返せば、だから「そういうところが真面目なんだよ」と混ぜっ返されそう…

横隔膜ハッスル大会

僕は、一度しゃっくりが出ると数日間は止まらない。別に数えたりはしていないので「最長何日間連続」などという記録は不明である。でも、とにかく長引くし、終わったと思ったらぶり返すことも多い。ひとつひとつのしゃっくりが全身けいれんなので、疲れ果て…

音楽祭がやってくる

例年、5月というのは音楽フェスに行くことが多い。気に入っていたフェスがふたつあったので、多いというか、そのふたつに行くだけだが。過去形なのは、今年は延期になったからだ。その分、得られたはずの音楽的体験を欲しているので、最近はずっと音楽ばっ…

駄菓子屋ラビリンス

子供の頃の駄菓子屋では、少ない小遣いを駆使して至高のオヤツをチョイスしようと熟考していたものだ。小さな駄菓子屋は、大人なら1分足らずで店内のラインナップを把握できる程度の物量しかなかった。そんな狭小空間の通路に座り込んで、じっと棚の駄菓子…

喪失への淡い憧れ

人はなかなかゼロにはなれない。持ち物や住むところや仕事など、それらが何もない状態になることは現状では考えられない。いや、このコロナ禍の現状では考えることはできる。でも実感は湧かない。自宅待機で仕事がジリ貧になって、いろんなことが「いよいよ…

そこにひとすじの先輩風

後輩に対して横柄な態度を取るのが恥ずかしく感じるので、あまり偉ぶらないで話すようにしていたら、そうなっていた。だから、日常的にもナメられやすい人間になってしまったところはある。自業自得だ。自分で自分の格を落としながら生きているので、低く見…

共鳴する魂の叫び

小さい頃から「人と違うこと」に目をつけることで、感性を磨けると信じて来たようなところがある。そのころは「みんな違ってみんないい」みたいなことを言われた記憶はない。でも、人と同じでは面白くないと直感的に信じて来た。だから、極端に孤立を恐れる…

兄貴と姉貴のいない世界

僕には妹がいる。他に兄弟はいない。弟がいたら面白かったかな、と想像したことはあるが、近所には弟的な幼馴染がたくさんいた。そいつらを弟として置き換えてみると、瞬間的に劣等感が芽生えてくる。主に野球に関してだが、僕が近所でイチバン野球が下手だ…

予算の話はよさんかってか

僕はむかしから、計画を立てて行動するのが苦手で、行き当たりばったりのアクシデントを何よりも重要視するところがあった。でも、会社で働く場合は予算などがある。上司から、来月の営業計画のようなもの(というか、まさに営業計画だが)を提出するように…