心はいつも横隔膜とともに

 昨日、ここでも記したことだが、ここ数日しゃっくりが止まらない。2日くらいだろうか。昨日はネットで調べた方法で一時的に止められたが、その後何度もぶり返してきた。その都度「耳の穴に指を突っ込む」という手法を試した挙句、迷走神経が慣れてしまったのか、効かなくなってしまった。

 寝床に就いてからも、最後のしゃっくりタイムがあった。僕はイライラして癇癪を起こすんじゃないかと思ったが、そんな自分を冷静に観察できていることが頼もしく思えた。この客観性があれば心は平静を保てるなと自分を信頼しきったところで眠りに落ちた。そして今朝は、一応止まっていた。

 ただ、今月に入ってから数回起こっているしゃっくり発作なので、少しも安心していない。花粉症の季節なので、喉や鼻にムズムズした違和感が常にある。そのムズムズを咳払いで散らすたびに、しゃっくりの予兆のようなものを感じるのだ。だから、常にみぞおちの辺りに力を入れて構えている。

 世間では、昨日から非常事態宣言が解除されたが、トップから「新しい生活のスタンダードを構築してくれ」と他力本願な無理ゲーを強いられる状況には変わりない。このようなストレスにさらされている状況が、僕の横隔膜に作用している可能性も捨てきれない。でも、面倒なので捨てておこう。

 昨日の夜に眠る間際に治まってから現在(昼の13時)まで、しゃっくりは鳴りを潜めている。でも、体がしゃっくり仕様に慣れているので、常にアイドリング状態の横隔膜を感じる。どこにある部位なのかはさっぱり分からないのに、こういう時だけ異様に意識される。取り憑かれているようだ。

 僕は、焼肉屋のメニューの中ではハラミがイチバン好きだ。その次にタンと上ミノで、それだけのループを2回繰り返せば満足する。当然のことながらビールで流し込む。気兼ねなく外出ができるようになったら、焼肉屋に行って上記のような食事を楽しみたい。横隔膜の疲れをハラミで癒したい。

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箱根・彫刻の森美術館にあるこの遊具。インナースペースの気分になる。