2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

時間泥棒の被害届

高校時代は遅刻の常習犯だった。別に寝坊しているわけじゃなく、普通に準備して出るとギリギリになってしまう。入学したての頃は同級生と連れ立って通っていたので、間に合うような時間に待ち合わせていた。でも、次第に各々の都合が生じて個人で通いはじめ…

良い肉の日に今年を偲ぶ

毎年、自分でデザインした年賀状を送ることにしている。だから毎年、なんとなく干支を気にしている。今年は祖母が亡くなったので、喪中はがきを出してしまった。一般的なマナーによると、祖母が亡くなった場合は半年過ぎたら年賀状は出せるとのことだった。…

ビールとコーヒーの午後

いま時期は日に日に厚着になる。寒さが出不精に拍車をかける。それでも、今日は天気が良かったので、午後に駅まで散歩した。晴れているので、歩いていると体温が上がってくる。暑がりなので薄着で出てしまったのだが、さすがに汗はかかない。駅の近くに着く…

足音聞いて足跡残す

走っているときは無心になることが大事だ。運動部のアップやトレーニングで走っているわけじゃなく、好きで走っている。走っているときの空気とか、走り終わった後の軽い疲労感が心地良い。そんな気分になれるのが無心になれたときだ。坊さんじゃないので、…

いつ何時もコールミー

仕事の電話でお客さんと話していると、当然ながら社会人モードでの会話になる。そこでの自分は普段とは違うが、とは言え完全な別人格でもない。どちらかと言うと部活の先輩と話しているときに近いかもしれない。なるべく仲の良い先輩との関係性を再現できる…

スリーピーアフタヌーン

何も知らないくせにサブスクでジャズを片っぱしから拾ってみた。冬は、特にクリスマスシーズンはジャズの季節だと思う。これは多分に映画「ダイハード」シリーズからの影響だと思われるが、体が勝手に求めてしまうのだから仕方ない。魂がスウィングしたがっ…

透明ベースボール

テレビでは連日、プロ野球の日本一を決める日本シリーズを中継している。僕が推しているチームはセントラルリーグの最下位に沈み、野球を応援する楽しみはとっくに終わっている。でも、セリーグの代表として出ているヤクルトを我が球団の代理と捉えて応援す…

いびつなカタチが美しい

変な体勢で作業をはじめると、その姿勢を直したくなくなる。適した格好に戻せば楽なはずなのに、その苦行のような姿勢でひと工程をクリアしたくなってしまう。自分にミッションを課して、それを成し遂げる達成感を得たいのだろう。でも、誰も褒めてくれない…

有象無象にアレルゲン

数年前から定期的に病院に通っている。痛風対策の薬を処方してもらうため、近所のクリニックを選んだ。ある時期から病院への不信感を募らせていたので、なるべく行きたくないと思っている。でも、気持ちと裏腹に体は正直なもので、寄る年波には勝てない。痛…

下流に暮らす民のみの美食

ときどき無性にジャンクフードが食べたくなる。僕にとってはハンバーガーや牛丼などがそれで、ラーメンなどはジャンクと感じない。やはり単価で千円を上回る食べ物はジャンクとは言い難いだろう。とは言え食費にはシビアな感覚を持ち合わせているので、千円…

跳ねる横隔膜、ふたたび

最近やたらとシャックリが出る。以前もここに記したが、僕は一度シャックリが出るとなかなか止まらない。酒場で出ることが多いので飲酒が要因なのだろう。楽しむために飲みに行っているのに、シャックリで憂鬱になってしまうという悪循環。止めたくて水をた…

ひと足お先に忘れちゃいな

昨日は得意先の人たち数人と、しゃぶしゃぶ屋で飲み会だった。いい歳して、こういう場だとイチバン年下だったりするのでタダ酒・タダメシにありつけると、卑しい気持ち丸出しで行ったら会費制だった。その店が美味いことは最初から知っていたので、文句はな…

鼓動のリズムで舞い踊れ

音楽を聴くのが好きで、いわゆるロックと呼ばれるジャンルのものを好んで聴いてきた。自分で演ろうとは思わないが、踊る阿呆であろうとは思っている。別にダンスが好きなわけではない。ただ、音楽というものは踊るための道具だと思っている。踊るというか、…

軽量ティアドロップ

最近、やけに涙もろい。些細なことで泣けてくるのは30過ぎてからのことだが、そこからさらにワンランク涙もろくなった気がする。劣化したパッキンを放置してきたので、さらに漏れるようになったのかもしれない。特に人前でエモい話をしたいと思った時に、…

戦う姿勢は腰に出る

先日みんなで行ったバッセンでのこと。久しぶりに行ったらまるで打てなかった。球が素通りしていく。ある球速以上になると一切打てなくなる。そりゃぁ、そうだ。草野球でも数年打てていない。生身の人間が投げる球の方が打ちにくいが、マシーンの方が球は速…

飛ばせタバスコロード

ラーメン屋で問答無用のコショウシャワーを浴びせるのは失礼だという意見がある。まずは店の味をみてから足りなければ足すのがマナーだということだろう。僕はコショウをかけずに食べるが、それはマナーを遵守しているわけではない。ラーメンにコショウをか…

休みの計画を立てる

酒場で「日曜日に何する?」みたいな話をした流れで、久しぶりにバッティングセンターに行きたくなってしまった。以前は近所にあったのだが、近い拠点から次々に潰れてしまった。それらの店はすべて空いていた。いつもガラガラで、そこがお気に入りのポイン…

ホーム飲酒ホーム

家で酒を飲むことがパターン化すると、なかなか外で飲む気が起きなくなる。我が家から酒場のある盛り場までは徒歩30分(しかも、わりと急いで)かかる。だからバスで出かけることが多い。そうなると億劫で、特に寒い日は気持ちが萎えてしまう。でも、それ…

ロマンティックなう

かつて誰かが「彼女がいるかと聞いて『今はいない』って答えるヤツはモテない」という法則を口にしていた。わざわざ「今」を強調している点が怪しいと言うのだ。そこに、以前は彼女がいたんだという当人の主張のようなものを感じる。そんな相手の知らない過…

非デジタルデトックス

酒場の店主に仕事を頼まれたので、ノートPC持参で飲みに行った。簡単な仕事だとタカを括っていたら、結構ガッツリとした作業になってしまった。すべて終わった時には、記憶が曖昧な程度に酔いが進んでいた。結局、本日も作業を再確認して、いくつかの不備…

失うことは、また得ること

学校を卒業して最初に勤めに出たとき、初めて名刺入れを購入した。それまでは持ち物といったら財布くらいだったが、会社員にとって名刺入れは必須アイテムだ。先輩から革製のものを買うよう薦められたので、革製でブルーの名刺入れを手に入れた。海外人気ブ…

たかが言葉に縛られて

常套句のように、あまり深い考慮もなく吐き出される言葉に違和感を持ってしまう。昨日も似たようなことを書いたが、今日は口癖ではなくクリシェ(決まり文句)のこと。僕が最近、いや数年前から気になっている言葉は「ほぼほぼ」という言葉。なぜ重ねるのか…

ある種、逆に、あえて

他人の口癖に難癖をつける人間がいる。それは、その口癖に違和感があるからだ。そういう言い回しをすることで世界観を演出しようとしている感じ、つまりハッタリに見えてしまうと引っかかる。そのハッタリに対して、その都度警告カードを上げる。世の中をさ…

壁になった聞く耳

お悩み相談は受け付けていない僕だけれど、人間的な甘さから垂れ流しの悩みを聞くだけの時間を設けられてしまう時がある。その場限りの優しさで隙を見せてしまい、そこを執拗に突かれてしまう。迂闊だ。この性質は日常だけでなく、仕事の場でも発揮される。…

何かが足りない晩秋の週末

仕事でカメラが必要なのだが、僕が撮るような写真はスマホでも充分に事足りる。なぜカメラが必要かと言えば、それは見栄えの問題だ。仕事で撮る写真なので、せめて一眼レフ的な大仰なカメラで撮ってくれと思うのが人情。僕がカメラ扱いに長けていないので、…

謎の紳士になりた〜い

酒場での顔見知りのことは、全員の素性を知っているわけではない。特に匿名性を保とうとしてない人でも、初手から根掘り葉掘り聞くことはない。何度か顔を合わせている間に、会話の端々からなんとなく匂う程度というのが平和な関係だと思う。僕のようにフル…

どさ回りの算段

移動距離が遠いエリアに仕事で行く時は、交通費を節約するために他の用事を乗っけて行く方が効率的だ。現在、クルマを所有していない僕にとって、基本的に移動は電車を意味する。でも、電車で行くことが現実的ではない客先もあるので、その時は仕方なく我が…

夜のバッドラック

昨夜、駅から帰宅するために自転車を走らせていた。ちょっとした凹凸の振動で前カゴの中身が落ちてしまい、慌てて止まろうとしてバランスを崩し転倒した。自転車でコケるなんて恥ずかしい限りだが、その様を誰かに見られた気配はない。出血もしてないようだ…

投票行って外食するのか

昨日は僕の数少ない政治活動である選挙に行ってきた。今回の選挙では、投票所でやることが多かった。そのなかで、政党名を選ぶ時に熟考してしまった。いつも最適な一手を打ちたいと思いつつ、なかなか正解が導き出せないまま投票してしまう。今回も自分の意…