惑星は勝手にまわる

 ネットの記事か何かで読んだので信ぴょう性は低いが、このパンデミック以降の地球がすこし綺麗になっていると記してあった。世界的に外出を控えているから、排気ガスなどの汚染が緩和されていると言うのだ。僕は現状でも多少はクルマ移動をしているのだが、僕の見える範囲では分からない。

 おそらく、粗悪な燃料をまき散らしている国が外出を控えているから「空気が綺麗になって、星がよく見える」的な、ほんのすこしだけ揶揄している気配の感じられる記事だったと思う。揶揄とまでは言わないが、面白がっているという感じか。でも、それが事実なら大した成果じゃないかと思う。

 夜に星空を見てみようと思うのだが、なかなか出るのが億劫だ。闇夜に紛れてしまえば、マスクをしなくても見咎められはしないだろう。でも、そんな気持ちの揺らぎ自体がそもそも面倒臭い。それに、最近の夜は空気が気持ちよく、夏前のイチバンいい時期を堪能したくて散歩してしまうだろう。

 期せずして季節外れの冬眠をしている間に、夏が近づいてきている。毎日暗く落ち込みがちな日々ではあるが、夏が楽しみという感覚は今でも残っているようだ。実際に真夏になると「早く秋になれ」と念じる日々なのだが。ここで注意したいのは「秋」だ。毎年、知らぬ間に終わってしまうのだ。

 夏は楽しみなのだが、最近は短パンが恥ずかしく思えてきた。足が年寄りなのだ。どうも気持ちが悪い。もともと、学生時代の部活で鍛えてきた頃から、自分の足が気に入っていたんだと思う。だから、つい「こんなはずじゃない」と思ってしまうのだろう。でも、とっくの昔からこんな足なのだ。

 どこがしっくり来ないかというと、膝から下の締りのなさだ。だから、ジョギングする時などは短パンの下にロングタイツを履いている。強引に締めて、しかも色が黒だから気にならない。なんなら真夏でも、短パンを履くなら下にロンタイ着用で過ごしたいが、暑がりなのでそこは悩ましい所だ。

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数年前の北関東某所にて。遠くに見える関東平野の空は澄んではいない。