2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

メッセージ・フロム・フジ

夏フェスは体力的にキツくなってきたので、無料で配信してくれるサービスは助かる。金曜日からの3日間は、日本でイチバン有名な野外フェスの動画配信が観られる。3日間PCに張り付いてチェックしていたわけじゃないが、好きなバンドやアーティストのライ…

無垢な優しさのピストル

TVの街ブラ番組を見ていると、アポ無しで店舗に取材交渉する場面がある。昨今の情勢を鑑みるとアポ無しというのはマナー違反な気がするが、現場合わせの突発的なシーンというのは素地が出るものだ。それは出演者の素地ではなく、取材される地元の方々のナ…

心にホットサムシング

日本の夏の暑さが尋常じゃなくなっているような気がする。20世紀の記憶を留めている僕には、この暑さが異常事態に思えるのだ。主に21世紀をメインに生きている人にとってはデフォルトなのかもしれないが、熱中症が日射病と呼ばれていた時代から来た僕ら…

セイム・セイム・セイム

大学時代、ラグビー部に双子がいた。本人たちが言うには二卵性とのことだが、外見はほぼ同じ人間だ。ただ、性格は全然異なる。どちらも極端に困った性格ではないが、当たり障りのない人間というワケでもない。ちょっとクセはある。そのクセが分かると、同じ…

ノープロブレムチャイルド

たまに路上で知らない子供に挨拶される時がある。不意打ちなのでゴキゲンに返せなかったりすると、いい歳こいた大人が「挨拶もマトモにできないのかよ」と落ち込む。僕にタイムリープ機能が備わっているのなら瞬時に時間を遡り、2テイク目は余裕で爽やかに…

内なるエナジーの目覚め待ち

夏バテという感じでもないのだが、最近ちょっと調子が悪い。別に新型の何某に感染したわけではないし微熱もない。ただ、先日の尻もち以来、力が入らない感覚がある。気合を入れるときは尻をパシンッと引っ叩いて姿勢を正すクラシカルなマナーがあるが、その…

無邪気が街を駆け抜ける

先日、自転車で駅に向かう途中、横から飛び出してきた自転車の子供とぶつかった。交差点に入る前にミラーで確認したのだが、まったく見えない角度から飛び出してきたので、瞬間的に何が起きたのか分からなかった。唖然としながら尻餅をつき、受身を取れない…

おかえりホットサマー

暑いのは得意ではないが、雨降りは憂うつなので晴れた方が気分が良い。そのぶん寝不足になるのだが、昼寝で体力をキープしている。家でのPC作業なので体力など使わないが、暑さに耐える精神を支えるための体力は必要だ。健康な精神は健康な体に宿るなんて…

マイ・サステナブル・デイズ

部活中心の学生時代を過ごしていた僕の第二の私服はジャージだった。高校生までは学ランと体育着が学生生活の大半で、そこに部活でのユニフォーム的なものがプラスされる。それぞれの部活に応じた縛りのあるスタイルだが、そこに個々人のセンスが足される。…

今そこに居る恐怖

僕の寝室のエアコンは昨年の夏に死んだ。そのまま放置して今年に至り、いよいよ新しく買い換えることにした。工事は月末になるので、それまでは灼熱部屋で眠れぬ夜を過ごす。頭上には動かぬエアコン。窓を開けて微風で涼をとるのだが、ふと考えてしまった。…

ヤングアドベンチャー

あまり冒険家の資質がないと思われる僕だけれど、中学生の頃に仲間と自転車で「近所の川を下って東京湾まで出よう」とプチ冒険に出たことがある。なんとなく夏休みで時間を持て余していたので、ちょうど良い暇つぶしだ。当時は行動半径が狭かったので、未知…

トラック・アンド・トリート

僕は中学生の頃、陸上部だった。陸上部と聞くと「足速かったの」と聞かれるが、足は速くはない。むしろ速くなりたくて陸上部に入ったようなところはある。その結果、投てき種目が専門となってしまった。身長が高くて歩幅が広いという理由だけで110mハー…

終わったはずのレイニーブルー

僕は家で仕事をしているので、飲みに行く時は夕方からバスに乗って最寄駅に行く。歩いていく時もあるが、夏場は汗だくになるのでバスで行く。10分程度の距離だが、わざわざ家から出るのが億劫に感じる時もある。誰に頼まれるでもなく、好きで飲みに行って…

あの中華屋は開いてるか

数年前までは仕事でよく北関東の各県に行っていた。群馬、栃木、茨城に何軒かのお客さんがいて、そこに打ち合わせに行く時は必ず現地で昼食をとるのが楽しみだった。埼玉住まいの僕にとってはちょうどいいドライブなので泊まることはなかった。だから、ナイ…

静かに見守る特訓その1

プロ野球中継を観ていると、自分の好きなチームがエラーなどで自滅する様に声を荒げてしまうことがある。そのうえ負けていると不機嫌になるし、荒い言葉を使ってしまう。家の茶の間で観ていると母親に怖がられている気配がある。変な圧力になってしまうので…

カエルだらけの夏祭り

小学生の頃、夏休みには町内会の盆踊りがあり、その町内の少年野球部に入っていたので何かしら手伝っていたような記憶がある。露天商が来るような大きなイベントじゃないので、町内のいくつかの団体が持ち回りで店舗を出していたと思う。そこで、僕らも何か…

中年版恥ずかしいカラダ

僕はタンクトップが苦手だ。ハッキリ言って似合わない。夏場に暑すぎて仕方なく着ることはあるが、できれば着ないで生涯を終えたい。ただ、着慣れてないということも似合わなさの要因だと思うので、たまに着てみる。もちろん家着だ。そして、その都度絶望的…

ぬたぬたとした口ざわり

いつの間にか浸透した食材として、僕にとってはアボカドが思い浮かぶ。小さい頃からあった食材ではないけれど、最初に食べた記憶も特にない。あんなに変な食感のものを子供の頃に食べていたら印象に残るだろうから、すでに高校生以上の年齢だったのだろう。…

VOTE! VOTE! VOTE!

今日は参院選の投票日だったので、昼過ぎにジョギングがてら投票所に向かった。会場には僕しかおらず、他の投票者は見当たらない。小さな町のことだが、あの感じだと投票率は推して知るべしという感じだ。その会場で見てきた選挙のスケール感としては、過去…

漠とした不安の中にいる

何かの能力を犯罪に使った人に対して「あんなことができるなら、もっと社会に役立つことに生かすべき」的な意見を聞くことがある。それは確かに健康的な意見だけれど、健康じゃない人だから犯罪に向かってしまったと思われるので意見は響かない。その人は、…

遠くの誰かと近くの彼ら

ここではない何処かに憧れる気持ちは、特に20代には強く持っていたように思う。その頃の自分の周りに仲間が大勢いたから行動には起こさなかったが、無性に旅情に駆られる衝動は強かった。ただ、僕がそれを行動に起こさなかったのは、仲間がいたからだけで…

砂漠に壊れたトレーラー

懐古趣味と言われればそれまでのことだが、やはり若い頃に摂取した栄養は体の深いところまで浸透している。だから、時限爆弾のように時々爆発する。僕にとって、それはメタルだ。現在のトレンドとは一切関わらない、20世紀で完結したはずのメタルが大好き…

とびらを広く開けて

僕は酒場であまり初見の人に声をかけたりしない方だ。迂闊に声をかけて自分語りなどをされたら面倒だなと思ってしまう。逆に冷たい反応をされても傷つく。ひとりで飲みたいから来てるんだろうなと思うことで、僕が声をかけないことを肯定している。本当なら…

文庫の隙間に愛を込めて

先日、読んでいる本の途中にレシートが挟まっていた。その本は古本屋で買ったものだったので、そのレシートを見て「ワンオーナーなんだな」と思った。書店で購入して、間に誰かを介することなく僕の手元に渡ってきた証拠のように思えた。今後、僕も文庫の間…

ずっと壊れたイヤフォン

先日、イヤフォンをポケットの中に入れっぱなしにして洗濯してしまい、見事に壊れた。また買わなきゃいけないなぁと思いつつ、暑いからあんまり出かけたくないので放置している。次はポケットに入れられないようなヘッドフォンタイプにしようか、いや暑苦し…

ホップでキャッチボール

暑い夜をやり過ごすために、どうしても酒場に出向いてしまう今日この頃。昨夜も酒場を経巡って、最後に辿り着いた店で謎の野球談義が勃発。カウンターに居座る3人の男は、それぞれ違うチームのファン。その中で、現在首位独走中のチームのファンを吊し上げ…

君に託す秘伝の書

僕はすぐ人に本を貸す。もちろん、その人が読みたいと言った時に限るが、読みたい意志がある人が「何かオススメありますか?」と聞いてきたらフィッシュオンとばかりに貸す。同世代だと自分の趣味が固まっているので、あまり積極的に貸さないし借りない。僕…

ホットサマーの予兆

年々暑くなっているので感覚がマヒしかけているが、いよいよ6月まで酷暑の国になってしまった。この異常事態は何が原因なのか。天気予報を見ていても予報士が「暑い日が続きますので気をつけてください」と言うだけだ。科学者の意見を聞きたいところだけれ…