VOTE! VOTE! VOTE!

 今日は参院選の投票日だったので、昼過ぎにジョギングがてら投票所に向かった。会場には僕しかおらず、他の投票者は見当たらない。小さな町のことだが、あの感じだと投票率は推して知るべしという感じだ。その会場で見てきた選挙のスケール感としては、過去最低の雰囲気で閑散としていた。

 もしかしたら皆んな期日前投票しているのかもしれない。僕も週末に出張などの予定がある時は、期日前投票で済ませていた。投票日に投票所に行くよりも、期日前の方が気楽だ。そしてワンランク上の選挙権を行使したような感覚がある。だから、本当は予定がなくても期日前投票した方が良い。

 次の選挙の時は期日前投票しよう。フリーランスは週末に忙しく、平日に自由時間があるというのが強みだ。そのストロングポイントを行使しない手はない。いつも、選挙が終わった後で気づく。とは言え、投票日に投票所で投票することは、僕にとって唯一の政治的行動として重要だったりする。

 昨日飲みに行った居酒屋のバイトの学生さんは、選挙に無関心そうに見えた。だから、なるべく投票に行ってほしいと思い「君らは選挙に行かなそうだな」などと軽口を叩いてみた。すると「期日前投票しました」と返された。恥ずかしい。中年男が学生に選挙マウントを取ろうとして負かされた。

 毎回、脳みそをフル稼働して政治の動向をカスカスの情報から読み解き、世の中が良い方向に行きそうな正解を模索して票を投じる。たぶん正しく読み解けてはいないので、僕が張った票が反映されることはない。やはり勝たなければ意味はない。勝ち馬に張れないのは博才が絶望的にないからだ。

 たぶん本気で博打感覚で投票した方が楽しいと思う。そのうえ、さらに配当金でもあれば投票率は爆上がりするような気がする。与党議員は投票率を上げたくないだろうから、配当金システムは導入されないだろう。待てよ。配当金なんて、それこそ選挙違反というヤツか。以上が僕の選挙観です。

鳥は戦争もしなければ選挙もしない。争いは、たまにはあるのかもしれない。