2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

夜桜見ながら罵詈雑言

昨夜は酒場の仲間と歩きながら、夜桜を見て帰った。酒場でしこたま飲んだ後なので、缶チューハイ片手にプラプラと歩きながら、つい言葉が荒くなってしまった。正論で人を詰めるのは良くないことだと思いながら、どうしても飲酒により伝えたいと思い込んでし…

駅前留学は突然に

数年前の夏前に野外フェスを観に行った時、通りすがりの外国人女性(僕の母親と同年代と推定)から「アイ・ラブ・ユア・シャツ」と言われた。話しかけられたというより、瞬発的に僕のシャツを見て出た言葉のようだった。それに対して僕は、半笑いでエヘッと…

旅先で輝くシャインたち

最初に就職した会社が、僕の貧弱な履歴の中ではイチバン規模の大きな会社だった。食品メーカーの営業だったが、そこで学んだのは会社での振る舞い程度のことだった。業務以外に会社にはイベントが結構ある。若いうちはイベントを手伝う側なので、そういう雑…

アニバーサリーで泥酔

開店以来ずっと通っている居酒屋が、5周年を迎えた。その感謝祭としてワンコインで飲める特別営業を行っていたので、昨日は昼から顔を出した。毎年、この日は酔い潰れる。長時間飲んでいるからだろう。翌日は失った記憶に思いを馳せつつ、店での言動や態度…

何かが足りない週末

僕だけのことだが、なんとなく今年の前半のハイライトが済んでしまった感がある。ちょっと仕事が固まって入ったり、楽しげなイベントがあったりで、それらが終わってしまうと抜け殻になってしまう。燃え尽きるというほど燃えたつもりはないが、しかし、現在…

不機嫌なんて吹き飛ばせ

プロ野球が始まる前までは、ひいきの球団に関して好きなことを言える。期待を込めて、今年はどう考えても強いと信じることができる。でも、いざ開幕してしまうと結果しかない。負けたら弱いし、打たれたらピッチャーがしょーもないし、打たなければ打線が貧…

気分転換クリエーション

いまは新規のお客さんと接することなどないのだが、ちょっとした気分転換のために名刺を作り変えた。前の名刺は情報過多なので、不要な文字やデザインを省略してみた。よくよく考えると僕の住所を入れる必要はないのだ。フリーの僕の住所は実家なので、そん…

歯を削って髪を切る

フリーランスという不安定な立場の僅かばかりの利点として、平日の昼間から普通に髪を切りに行ける。なるべく午前中から動くように、歯医者と髪切りの予約は午前中に入れる。特に歯医者は開店直後に行くことにしている。そうすると、朝イチならではのトラブ…

紙巻き式のバルサン

昨今の風潮で街中でタバコを喫える場所が減っている。健康に気を使う人が増えたからだと思うが、なにせ愛煙家には立場がない世の中だと思う。そんな苦境を慮ることはできるが、かと言って僕はタバコを喫わないので街中では困らない。むしろ副流煙を喫いたく…

光の方に誘われて

以前、コンビニなどの入口には誘蛾灯が設置されていた。初期型のものは、そこに虫が突っ込むとバチンッと激しい音がしたと記憶している。その音にビクッとしつつ、それでも羽虫の類は好きではなかったので「可哀想」とは思わなかった。ただ、残虐な装置だな…

ラジオでタイムリープ

数年前の同窓会で連絡先を交換した中学校時代の友達から、たまに近況報告のメールが送られてくる。そこには「先日出演したラジオが最終回になるので聴いてみて」と記してあった。忙しさを言い訳にして全然チェックしていなかったけど、彼はたまにラジオや新…

サタデーナイトの奇跡

自分の住む町にライブができるバーがあるなんて想像もしていなかった。だから、そこで仲間が初めての弾き語りライブをやると言われた時も、軽く考えていた。バーのスペースに無理して設けた舞台らしき場所で、ちんまりと演奏する姿を想像していた。でも、果…

初期衝動もほどほどに

むかしから好きなアーティストの多くが、初期衝動に突き動かされて音楽をやっている的なことを語っていた。いろんな人間が何度も同じようなことを言っていたので、それは僕の中でもある種の正解になっている。彼らの多くは初期衝動を持続させるために、頻繁…

それは勇気ある大冒険

同い年の酒場の常連が週末に弾き語りライブをするらしい。ギターを弾く人は珍しくないと思うが、彼がギターを練習し始めたのは最近のことだ。僕らが長年通っていた酒場がビルの改修で一旦休業した際に、それぞれ別の酒場を開拓した。そこで彼が見つけた居酒…

ディグれば深淵なる沼

音楽を聴きはじめた頃は、自分の趣味が確立していないので、その指標として雑誌をガイドブックにしていた。最初の頃は、詳しい友達に教えてもらった「FMステーション」というラジオ番組を紹介する雑誌を買っていた。その雑誌には、カセットテープ用のイン…

同じ惑星の下

政治とか世界情勢のことを記すのは気が引けるのだけれど、それらは僕らと同じ世界、同じ時間に起こっていることだから、それに心を動かされることは多々ある。ウクライナへの侵略行為や、それに反対して生放送中に抗議するロシア国営TVの女性職員の姿など…

時計を外した生活

バイトばかりしていた頃、そのバイト先の若い人から「早くやると仕事がなくなっちゃうからゆっくりやりましょう」と言われたことがある。僕は早く終わらせるのが正義だと思っていたので、その発想は持ってなかった。ゆっくりやれば定時まで同じ作業だけやる…

白く輝かざるものたち

現在の歯医者通いは、もうすぐ1年になる。長い。虫歯がたくさんあって時間がかかっているのなら、その分治った歯もあるってことだから、少しは救われるだろう。でも、この期間に治療しているのは2本の歯だけだ。これが一向に治らないのだが、やっとそのう…

昼下がりカメラウォーク

昨日は酒場の店員さんが写真の個展をやっていると聞いたので、昼過ぎにフラッと見に行った。ギャラリーの場所が分かりにくいので、恐る恐る神社の横をのぞいたら、その店員さんが帰るところだった。もう終わったのかと思ったら、特に個展というわけではなく…

旧態依然の価値観は不滅

古いタイプの体育会系で育ったため、少なからず影響を受けていると思う。上下関係と暴力のコラボで縛り付ける全盛期のソレではなかったが、その血を引き継いだ世界観の末端にはいたような気がする。つまり、そこまで酷くはなかったけれど、今で言う「普通」…

奥の手を見せてみろ

順調にことが進んでいる時ほど、何かやり残しがあるんじゃないかと心配になってしまう。生まれつきの慎重派なのだ。横断歩道で手を上げて渡るような子供だった。ルール上それは正しいのだが、その正しさはルールに甘えているだけで本当の慎重さではない。ク…

ホワイトルームフェチ

酒場からの帰り道、最近の僕はゆっくり歩いている。約30分ほどの道のりで、途中で必ず尿意がくる。そんな時によく使う公園の公衆トイレは、いつも個室に誰かが入っている。その公園は遊具などはないのだが、地域の避難所として広い敷地と東家がある。夜は…

怖いくらいでちょうどいい

書店で本を選ぶときは、犯罪小説や刑事ものを選ぶ。犯罪のバリエーションはエスカレートするので、いろいろ読むうちに、残虐なシーンが増える。行為の描写は気持ち悪いのだが、それがないと感情移入できない。作家が犯罪者に対する憎悪を偽装するためには、…

チューブの先に向かって

最近は電車での移動で頭を使わなくなった。路線図が頭の中にバッチリ入っているわけではなく、スマホで検索するからだ。目的地の最寄駅を入力すれば、どんな経路で向かえば良いかは一目瞭然だ。経路がいくつかある場合は、安さと早さを優先させる。それで路…

場違い大王、いまだ健在

僕は間が悪い。本当は誰とでも合わせられると思っているのに、実際に不特定多数の知らん人に紛れると面倒くさくなる。社交的な人格をでっち上げられるのは、相手と一対一の状況に限られる。複数の人間、しかも彼らが共通のグループにいる場合、異物として社…

じっとり濃厚バイブス

仕事の関係で長い付き合いの人とは、自分でも気付いてない繋がりが生まれているのかもしれない。僕の直接のお客さんは、その多くが同業者の中ではアンタッチャブルな存在のうるさ型だったりする。実際は心優しいオヤッサン社長なのだけど、業務上の効率で扱…

アーユービジー

最近は忙しいフリをして、酒場にPCを持ち込んで作業をしている。作業効率は爆裂に落ちるのだが、家でやっていると腐るので、息抜きのために酒場を利用する。当然、酒も飲む。飲むから効率が落ちるし、常連の会話に気が散るのだけれど、どうしても来てしま…

ノースモークデイ

生涯で15年ほどは愛煙家だった。いや、愛煙家というとタバコをこよなく愛していたみたいな表現で落ち着かない。単にタバコを喫っていた期間の話だ。喫っていた時の気持ちを遡って考えるのは難しい。美味いと思って欲していたのか、カッコつけのポーズだっ…

ボーイ・ドント・クライ

子供の頃は泣き虫だった。どんな子供も無邪気に悪意を剥き出してくるので、その悪意に触れるたびに泣いていた。その時に僕が感じるのは「どうしてそんなに優しくないのか」ということだ。僕も同じようなことを他人にするのだが、他人からの攻撃には滅法弱か…

効果てきめん絶縁体

誰かに頼み事がある時は、その相手に直接頼むに限るのは当たり前のことだが、たまにその相手が確定してない場合がある。僕に仕事を振ってくれた人がいて、その人が「今後は誰々から連絡が行きますんで」となり、その誰々から連絡が来なくて焦れている。早く…