不機嫌なんて吹き飛ばせ

 プロ野球が始まる前までは、ひいきの球団に関して好きなことを言える。期待を込めて、今年はどう考えても強いと信じることができる。でも、いざ開幕してしまうと結果しかない。負けたら弱いし、打たれたらピッチャーがしょーもないし、打たなければ打線が貧弱だし、など負の要素ばかりだ。

 開幕直後に綴る言葉ではないが、いっそ今年は見ない方がマシかと思ってしまう。僕の応援するチームは去年リーグ最下位だった。だから弱くて当たり前なのだ。それなのに、いつのまにか期待が膨らんで「今年は優勝あるかも」とか考えていた。もっと謙虚に行く末を見守らないと疲れるだけだ。

 昨日はプロ野球の開幕戦。期待して見ていたのだが、去年よりも酷いことになっている。年間通して見ていればこんな試合もある。でも、開幕から11失点でなす術もなく負けている姿は先が思いやられる。負けている時の継投に難のあるチームなのだが、そのクセが何ら解消されていないという。

 そんな残念な姿を晒すのは、相手が強ければ許せるところだ。でも、果たしてその相手はどうなのか。僕の中でビリ予想していたチームなのだ。応援する気持ちとしては、開幕3タテあるぞという大きな期待の中で見ているのだ。それがファン心理をブチのめすようなバチボコ打ち負かされている。

 開幕戦だけ見ると、去年は良い勝負をしていたように思う。去年の開幕は、勝利をほぼ手中に収めたと思って見ていたら、抑えの切り札が大炎上して負けたというトラウマ級の嫌な思い出がある。スタートダッシュだけは良いという記憶があるのに、その春先だけの天国にも連れて行ってくれない。

 これは昨日の話だけでなく、リアルタイム観戦でも昨日のコピペが繰り広げられている。ファン心理としては、現地で応援している人たちお疲れ様としか言いようがない。かなりの補強というか、対策された挙句の今年がこれかよという思いは確かにある。でも、こっちだって後には引けないのだ。

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期待が大きいほど裏切られると落ち込む。ガントリークレーンは裏切らない。