効果てきめん絶縁体
誰かに頼み事がある時は、その相手に直接頼むに限るのは当たり前のことだが、たまにその相手が確定してない場合がある。僕に仕事を振ってくれた人がいて、その人が「今後は誰々から連絡が行きますんで」となり、その誰々から連絡が来なくて焦れている。早く仕事を終わらせたいんですけど。
そんなタイミングで、その誰々と連絡がつく人と話すことができた。仕事の件で困っていると話すと、その人が「わかりました。伝えておきます」となった。それが今週の頭のこと。しかし、その後も連絡は一切なし。締め切りが近い仕事なのに、そこが繋がらないと何も前には進められないのだ。
こんな時はゆったり構えていたいのだが、こと時間に関して僕はケチなので、この停滞のせいで浪費した時間が僕をヒリつかせる。別のことをして時間をやりくりするが、どう考えても今後イチバン時間とりそうな仕事がその件なので放置してるとストレスになる。そのせいか昨夜は眠れなかった。
矛盾する話だが、僕は眠れないことにはストレスを感じない。横たわってさえいれば「睡眠と見做す」ところが昔からある。それで翌日に寝不足な状態にはならない。なんとなく、一応「寝ていたしな」と開き直っている。その切り替えが効くことに過信して、何日も眠れなかったら分からないが。
ただ、その連絡がつかないストレスが眠れなくなるほど心を揺らせていることに、さらに心が波打った。今朝からそのことが頭の大半を占めている。現状、二系統の仕事が同時進行になっていて、その片方がスタートさせられない状態だ。動き出せば、今度はその仕事のストレスに苛まれるのだが。
締め切りに間に合わせる最善の手は、とにかく早くスタートを切ることだ。たまに、ギリギリに収めて先方にクオリティを半ば諦めさせるという強引な手を使う人もいる。でもそれは禁じ手だと思っている。お互いに理解した上でゴールするためには、長い時間をかけた方が納得できると思うのだ。
