2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

優しい人を虐げる国

こんな世界に生きていると、たまに大声で愚痴のひとつも言いたくなる。でも、その箱のフタを開けた途端に際限なく溢れそうな気がするのでガマンしている。おそらく誰もがそんな気分で去年からの状況を過ごしている。物分かりがいいワケじゃない。ただ、自分…

底なし沼をさらえ

人に薦められて音楽のサブスク配信サービスを利用することにした。これを始めるとCDを買わなくなってしまいそうで敬遠していた。でも、僕がその人に薦めたアルバムをその場でダウンロードしたので「こりゃ便利だ」と実感した。無駄なこだわりや意地は利便…

諸説あり、すべてが正解

スポーツ中継を観て、その結果を人と話すのは楽しい。特に自分の意見がない場合でも、誰かの意見の中に自分が感じたことと近いものがあると親近感が湧く。その親近感から信頼が生まれ、自分で言語化できない事象を代行してもらったりする。もちろんそれは会…

すべて根性のせい

学生時代を部活だけに生きてきた人間にとって、根性というのは切っても切り離せないものになっている。自分に関わりのないスポーツでも、最後の詰めの部分では根性だけがものを言うことを知っている。みんなが嫌いな根性だけれど、それがないとスポーツの頂…

子供の潔癖とこだわり

僕が小学生の頃、学校からひとりで帰るときは、変なルールを作って遊びながら帰っていた。影を踏みながら帰るとか、道路の白線を踏んで帰るとか、その程度の遊びだ。途中で知り合いのおばさんに会ったりすると中断するので、家まで大した距離じゃないけれど…

軽薄を貫く覚悟はあるか

夏を感じられるのはごく短い間だと分かっていながらも、酷暑が続くとヘトヘトで参ってしまう。早く涼しくならねぇかなぁと、愚痴ばかりこぼしがちだ。出先でひと息つくごとに「はぁ、アチィなぁ」と手をパタパタさせて微風を送る。こんな時代じゃなきゃ、全…

意図的に逸脱する夏休み

このブログは自分に課した日課のひとつだが、最近はジョギングや軽微の食事制限など、課しているものが増えてきて食傷気味である。そんな気分が如実にあらわれ、ここ数日はブログをサボってみた。以前は長く続けていることをサボる罪悪感があったが、今回は…

自由市場でつかまえて

行きつけの酒場がフリーマーケットをやると言うので、僕も出品してみることにした。別に儲けたいわけじゃないけれど、使わない持ち物を整理するのにはいい機会だ。全部タダでも良いくらいだが、一応そこは酒場のスペース使用料と打ち上げ代(ていうか個人的…

サマータイマー発動中

先日、部屋のエアコンが壊れたと騒いでいたけれど、リモコンの電池を入れ替えたら普通に作動した。多少の不具合がありそうなのだが、一応いまも動いている。そのおかげで昨夜は気持ちよく眠れた。久しぶりの快眠だった。おかげで今朝はスッキリ目覚め、いつ…

あの夏の海は曇り空

学生時代はあまりパッとしない記憶しかないのだが、そんな僕でも夏になると海に行って遊ぼうと試みたことはある。部活が最優先だったので、限られた休みの日に部活の同期と海に行ったのだ。誰かがクルマを出して、向かった先は江ノ島。渋滞回避のため早朝に…

とんかつたべたい

たまに禁断症状のように、トンカツが食べたくてたまらなくなる。よくあるトークのお題として「最後の晩餐は何にする」と聞かれることがある。その都度自問し、結局はトンカツが勝ち残る。ただ、トンカツを食べられる体力があるなら死なないだろうから、それ…

今夜はヒート・イット

とうとう梅雨明けということで、本格的に暑い日々がやって来た。昨年来、家にいる時間が長いので、夏場の日中はエアコンの効いた部屋で過ごしたい。でも、僕の作業部屋にはエアコンが設置されていない。寝室には古いエアコンがあるのだが、昨日使おうとした…

ウォータークローゼット考

僕の人生は(などと振り返るほどの人生経験はないが)ずっと便意に縛られてきた。小学生の頃は、大便器を使うのは禁忌とされていた。いや、使うのは自由なのだが、誰にもバレずに行わなければいけない。そこに入るのを誰かに見られたが最後、長い期間からか…

パーマネントホリデー

高校生の頃は、夏休みの間に髪を染めたりパーマをかけるなどしてイメチェンを図る者が現れる。僕は髪型を気にするタイプではないのだが、中学生くらいから髪に変なクセが出て整わないのが嫌でパーマをかけてみたことがある。いつもの床屋でかけたのだが、理…

サイテー野郎によろしく

僕には性格のよろしくない部分がある。自分で決めたことは、他の人間の手柄にしたくないと思ってしまう頑ななところがある。そういう時に嫌なことを言ってしまう。それが後になって、何であんなこと言ったんだろうと後悔することになる。でも、それは止めら…

こんな世界で戦う君に

若い人の活躍する姿に「元気をもらえる」とコメントする人をたまに見かける。いや、頻繁に見るのかもしれないが、そのコメントがあまりにも当たり前になっているのでスルーしているような気がする。でも、本当に元気をもらえるのかというと、決してそうでは…

メンタルで灼熱を抑え込め

中学の陸上部で、2学年上なのに仲のいい先輩がいた。僕と特に親しいというわけではなく誰とでも仲がいいのだが、その先輩を慕って同じ高校を選んだのは事実だ。ああいう面白い人がチョイスする高校なら間違いなかろうという信頼だ。まあ、成績が似たり寄っ…

その男の名前を追え

かつて、転職の合間に時間を持て余した僕は、ビデオ屋で映画を借りまくっていた。映画を観ることを趣味として定着させられなかった僕は、この空き時間を利用して足りない映画情報を埋めるべく、たくさん観まくった。最近のヒット作から遡って、その時期の注…

マッコリ無限ループの夜

もう10年以上前、近隣のクラブチームでラグビーをしていた頃、英語教師として働いている外国人のメンバーが何人か在籍していた。同年代のオーストラリア人とは話が合ったので、よく飲みに行っていた。そのうち、彼の英語教師仲間である別の知り合いも何人…

ウェアハウスの住人たち

何度か仕事を転々としているので、その合間にバイトで何度か倉庫の仕事をしてきた。学生時代のものも含めると、かなり長いキャリアと言えるかもしれない。ただ、学生時代は部活の仲間と一緒にやっていたので、いかに楽するかだけを考えていた。だから、あれ…

人間観察禁止の刑に処す

今年に入ってから行くようになった家系ラーメンの店がある。存在は以前から知ってはいたけれど、そこの前を通ると行列ができているので素通りしてしまっていた。並ぶくらいならすぐ入れる店を選ぶ。でも、行列がなかったら入りたいと思って、毎回そこに行く…

内なる獣が吠えた日

つい口がすべる、そんな経験は誰にでもあると思う。僕も迂闊な発言で場をシラケさせたことは何度もある。それは、その場に対して快く思ってないから「どうにでもなれ」と思って、捨て身で発する場合もある。でも、僕はそれほど攻撃的ではないので、ほとんど…

探し物は見つからない

ジョギング用のスニーカーが異臭と靴底の摩耗により廃棄されたので、新しいスニーカーを入手するために上野の安いスポーツ用品店に行った。別にアウトレットや近所の安売り店でも良いのだが、最良のブツは足で探さないと出会えない。このところネットで検索…

アンブレラキラーvs俺

外出する時の装備はなるべく少ない方が良いとむかしから思っている。でも、チョコチョコと持ち歩く物が増えてしまうので、仕方なくリュックやバッグなどを持って出かける。袋物を持っていると気が大きくなって、必要のない物まで入れてしまったりする。だか…

空を飛べると思ったか

中学校の同級生で、小学生の頃にベランダから飛んだ男がいた。自室である2階のベランダから「パワッチ」と叫んで飛んだという。親から買ってもらったパーマンセットを着込んで飛んだらしい。パーマンセットを着たら飛べると思うのは無邪気すぎるが、当人に…

世界の果てから響き渡る

僕の好きな忌野清志郎の曲で「胸が張り裂けそう」という、彼のキャリアの中では残念ながら後期に当たる名曲がある。アッパーな曲なんだけれど、この曲の歌詞にある〈こんな世界でお前は歌っている〉という部分がとても沁みる。この一節から想像の翼を羽ばた…

君も藤吉郎になれる

梅雨に入ってしまったけれど、雨だからと言ってジョギングをサボってはいられない。毎日走らないと気持ちが悪いと感じるようなプログラムが僕の中に組み込まれてしまったようだ。今朝も雨が降って鬱陶しいコンディションの中を、ずぶ濡れ覚悟で飛び出した4…

道化師のメソッド

今年に入ってからの僕は、体重のことばかり気にして生活しているような気がする。本当は食べたいのに、外食で我慢してしまう。それは一応目標があるからだ。2月から始めて、そこから半年で健康に痩せるためのプログラムだ。ハッキリ言って、現在その目標は…