意図的に逸脱する夏休み
このブログは自分に課した日課のひとつだが、最近はジョギングや軽微の食事制限など、課しているものが増えてきて食傷気味である。そんな気分が如実にあらわれ、ここ数日はブログをサボってみた。以前は長く続けていることをサボる罪悪感があったが、今回は特になんの感情も湧かなかった。
実際、ここに記すことでデスクワークのアイドリング的な要素があったのだが、ここ数日は外出していたので手が回らなかったのだ。仕事というわけでもないが、イベントの手伝いで日中の大半を屋外で過ごしたので疲れた。仕事じゃないから気楽なんだけれど、仕事じゃないので成果報酬もない。
金が全てではないのだけれど、報酬のない動きは疲れるだけで報われない気がしてしまう。だから、そんな気持ちを逸らすために、今やっている動きで何かが変わっているんだと偽りの相関関係を築いてやり甲斐を偽装する。例えば、今ならオリンピック競技の勝敗を僕の運動量に置き換えるのだ。
自分がこの時間までに作業を完遂できたら、今やっている日本代表の試合で１点入るみたいな。そうやって現実とリンクさせて、擬似やり甲斐を構築する。その程度には今回のオリンピックを楽しんでいる。ウイルスを憎んで人を憎まず。いや、ウイルスも人も憎まず、スポーツマンは応援するのみ。
現在の状況と相まって、オリンピックの話をすると政治臭がプンッと匂ってしまうようだ。だから、脳内で拡大解釈というか、東京で開催されている地の利がほとんどない状況のことは忘れて見るようにしている。本来ならあったであろうインバウンドによる好景気のことなど、忘れてしまったよ。
僕がブログをサボっていた間に、この夏のオリンピックが始まっていた。国内でやっているはずなのに、どこか遠い出来事に感じてしまう。もちろん全てのスポーツ選手のことを応援しているが、パンデミックだけでなく、単にここ数日の暑さで頭がボンヤリしてしまい集中力が緩慢になっている。
