不本意ながら失念の日々
日課にしていることを忘れた時、自分に対しての後ろめたさというか、申し訳なさをいま感じている。現在の僕はふたつの日課を抱えている。朝のジョギングとこの日記だ。ジョギングの方が新しい日課だが、過去に何度も日課として根付かせようとトライしては挫折している。今回は続いている。
この日記は、本当は毎日記さなくてもいいと思っている。文章を書く練習のようなもので、書くことがなくても画面に向き合うことで何かをひねり出すことが文章力の鍛錬になる、ような気がする。だから、強制ではないけれど、無理して書くことが力になると信じて続けている。昨日はサボった。
サボったというか、この更新を忘れる日というのは、毎回このページのことを一度も思い出すことがない。その日の僕の行動の中に、この日記を更新するという発想が全然ない日なのだ。だから、あまり気持ちは揺れない。ただ、後から見返して日付が飛ぶの気持ち悪さが残るだけだ。仕方がない。
昨日はいろんなことを忘れた。久しぶりに会う人と仕事の打ち合わせをしたことで、それ以外のことを薄れさせてしまった。食事をしながらの打ち合わせで、会わない間に起こったもろもろを確認した。仕事関係の知り合いではなくラグビーの先輩なので、話すことは多い。実りの多い会合だった。
それから都内に出て用事を済ませて、ちょっとだけ戻ってきた日常を噛みしめるために、酒場でナイターを観た。今年の新チームの調子を占う初戦だが、惜しくもサヨナラ負けを喫した。もっと弱いかと思ったが、想像してたよりは打てるチームだ。これなら勝負できるかもしれないと思えてきた。
そこで記憶が途切れているが、財布を見ると中身の減り具合からみて何かに使ったようだ。確か、酒場の知り合いと歩いて帰り、近所で夜桜を見ながら缶チュウハイを飲んだような気がする。粋な夜のように思えるが、その記憶はあまりない。とりあえず今日は日記を更新した。あとは走るだけだ。