ダイエットは癖になる

 先月の中旬くらいから、大袈裟にダイエットというほどのことでもないが、半年で5キロほどの減量を目標とした食事制限と運動を続けている。たいした制限ではないし、厳しい運動というわけでもない。でも、毎日続けていたらひと月で目標に達してしまった。これをキープしなければいけない。

 保健指導の担当者とは5キロの減量で手を打ったが、僕の理想としてはもう5キロほど減らしておきたい。その後のリバウンドを考慮するなら、さらに5キロ痩せておけば安心だ。つまり、計15キロの減量が僕の裏目標だったりする。そこまで減らせれば、高校生当時の体重に戻せることになる。

 裏目標はあくまで裏なので、この数字に縛られないようにしたい。健康で走れる体になれば良いのだから、その体重が何キロでも調子が良ければそれでいい。食べ物に変な気を使うようになったり、運動に対して異常なストイックさで取り組むようにはなりたくない。ただ、体重が減るのは楽しい。

 毎日体重を測っているので、日々その記録が更新されて行くのが目で見て分かる。レコーディングダイエットという手法らしいが、これが思いのほか効果があるのだ。前日より減った数字を見ると、そのデジタル表示が僕を褒めてくれているように感じる。ある種の承認欲求を満たされるのだろう。

 あとは、最近会う人に「痩せた?」と聞かれることも励みになっているのかもしれない。たぶん見た目に出るほどは痩せていないのだが、ジョギングをしているので日焼けしている。それで痩せて見えるだけなのだが、実際の体重も減っているので否定はしない。とはいえ、まだ肥満側の体重だが。

 先ほどの裏目標では15キロ減と言ったが、この国が決めている適正体重に当てはめると20キロ以上の減量が必要となる。生涯でそこまで痩せたのは、インド旅行から帰ってきた27歳の頃だけだ。僕としては細すぎて力が入らない感じだった。高校生と相撲をとって負けたので、僕の最弱期だ。

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花見の時期はジョギングも楽しい。毎日桜並木の成長を見守っている。

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独身中年なので、孤独に咲き誇る花の強さ・美しさにシンパシーを感じる。