ヘルスケアとの攻防

 僕は、自分の健康管理は自分でできるタイプだと思っていた。でも、定期検診の数値が悪く、市からの要請でメタボリックシンドローム対策の一環として派遣される保健指導を受けることになった。昨日連絡が来て、今朝担当者の訪問を受けた。ものすごいクイックレスポンスだ。やる気を感じる。

 かつて会社員だった頃に「営業マンは汗かいてナンボ」的なことを言う人がいた。その感覚に近い速さだ。向こうが早く動くことで、こちらにプレッシャーをかける。そもそも対象者は僕なのだから、僕のために人が動くこと自体がプレッシャーになるのは当然のこと。そして担当者はやって来た。

 最初は物腰柔らかくヒアリングが進んでいくのだが、数値改善のためには現在の体重を計らなければ始まらない。そこで先方が持参した体重計に乗ると、僕の予想通り3ケタを越えていた。前回の健康診断から約5キロ増えた。これは旗色が悪いぞ。担当者もダメな生徒を見る目つきになってくる。

 先方は無理なダイエットはすすめてこないので、まずは5キロ落とそうということになる。これでは元の体重に戻るだけだ。それでもやらないよりはマシ。そのためのプランを簡単に割出していく。食事の量を減らすことと、休肝日を増やすことと、ジョギングの日を増やすこと。これらが課題だ。

 僕としては、将来的にラグビーを再開するための下地作りのためにジョギングをしていたのだが、それがダイエット対策に変わった。こういう強制された形の方が取り組みやすいかもしれないなと思いつつ、自力で対策できなかった自分の意志の弱さが情けなくもある。でも、ここからはじめよう。

 ただここで僕が不安なのは、この保健指導がいつまで続くのかということ。おそらく次の健康診断で数値が改善されないと、また来年も同じようなことになる。何度も言っていることだが、これを機に大健康体を手に入れるのも悪くない。さて、僕の鉄壁の意志薄弱を押さえ込むことができるかな?

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半年くらい寺で修行すれば、粗食で痩せるだろう。でも、逃げ出すだろう。