本当の目標は減量じゃないのだ

 年末の忙しげな雰囲気を良いことに、健康への取り組みをサボっていた。僕としては不摂生をしているわけでも、まして爆食しているわけでもないので、太るいわれはない。でも、ただ生きているだけで太るのが中年だ。呼吸するように太る。だから、ジョギングをサボるとすぐ元に戻ってしまう。

 昨年の保健指導にしたって、ジョギングは僕個人のサービスのようなものだ。本当は適度な歩行だけで良いところを、僕の根っこの体育会部分が曲解したのだ。そのサービスを冬のせいにして保留していたら、みるみる体重計の数字がハネ上がって行く。これはリバウンドというヤツだ。止めよう。

 各人に適正な体重というのは、シンプルな計算ですぐに出せる。確か身長から110を引いた数字が理想的な体重だったと記憶している。僕のソレは79kgくらいだろうか。そこまで落とす気はないが、そこまで落とせば何かと楽な気はする。運動する時の膝への負担もかなり軽減されるだろう。

 とにかく僕の目標としては、走れる体づくりであり、好きなだけ美味しいものを食べてもストレスを感じない程度の体重キープである。好きなビールも飲み続けたい。尿酸値を気にしなければいけない身の上ではあるが、僕の生活にビールは欠かせない。いや、ビールを飲めない人生に興味がない。

 保健指導なんて関係なく、とにかく僕は走らなければいけない。もはやランニング能力が向上するとは思えないが、最低限をキープするために続けている。途切れ途切れではあるが、ある時期走らなくても「もうやめた」とは決して言えない。走ることで整う気持ちもあるので必要な時間でもある。

 もっと年齢を重ねて、いよいよ膝がどうにもならんという状態になったら、ヨガか座禅でも良いかもしれない。別にヨガの素養もないし、禅寺との付き合いがあるわけでもないのだが、雑念を自由に泳がすためのぼんやりした時間を作るのには向いている気がするのだ。体重の増減には効果ないが。

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ヨガのポーズのような怪しいフォルムの樹。インドのサドゥーを思わせる。