球春到来、燃えよファン

 今年のプロ野球は、ちょっとした問題を抱えた状態でシーズンインすることになる。各チームの外国人助っ人選手が大量に入国できていないのだ。特に今年からの契約となる新規の選手は、いわゆる感染症対策によって入国が制限されている。ただ、その状況も球団によって微妙に差があるようだ。

 僕が応援している横浜の球団は、全10選手が入国できていない状況のようだ。打者では2度のホームラン王となったソト選手や、昨年の活躍が記憶に新しいオースティン、投手では中盤を締めてくれる左の剛腕エスコバーがいる。他にも新規獲得したロメロなど、期待の新戦力も揃っていたのだ。

 ファン心理としては、それら選手が揃った状態を自チームの戦力として予想というか期待を膨らませる。でも、全球団の中で外国人が全員来日できていないのは横浜だけだ。似たような選手で代用できるような戦力ではないので、戦法を根本的に見直さなければいけない。新しい構想が必要となる。

 ガッカリする反面、課題に取り組むチャンスでもあると考えられる。昨年レギュラーが移籍して空位のセンターと、レギュラーが安定しない二遊間、そして肝心要の捕手を強化する好機ではないだろうか。そこを埋めるピースはあるのだが、育ちきれていないという印象があってファンを悩ませる。

 ホームランで単発の得点を期待するような打線じゃない以上、細かいヒットや四死球で塁に出た人間を進塁させて1点を守り抜くような野球に徹さなければいけない。だから、守備力の向上も大事だ。ひとつのエラーが命取りとなるのだ。丁寧な、薄氷を踏むような野球を見せて欲しいものである。

 そんな課題の多い我が横浜と西武ライオンズのオープン戦を観に、昨日はメットライフドームに行った。試合は5対1で横浜が快勝した。僕が現地観戦した試合では初勝利となる。オープン戦とはいえ、収穫の多い試合のような気がした。僕が好きな桑原選手が躍動していたのでレギュラー確定か?

f:id:SUZICOM:20210320132550j:plain

入場口が駅に近くなり、球場のエリアが拡大した新しい西武球場

f:id:SUZICOM:20210320132723j:plain

ライト側ビジター応援席。僕らの席は後方のテーブル付きの可動式シート。

f:id:SUZICOM:20210320133003j:plain

今ある戦力で勝てる方法を見つけてほしい。きっと強くなれるはずと期待大。