日曜日のトラウマ完全消失

 先日、草野球の球審でしくじってクサクサしていたのだけれど、今日のプロ野球中継を観ていたら完全に気持ちが晴れてしまった。やはり推しの力は強い。推ししか勝たん。推し最強。僕の応援する球団がカード頭でノーヒットノーランを達成した。こういう試合はテンポが早くストレスも少ない。

 思い返せば、日曜日に草野球を球審の立場でみて以来の野球観戦(TVだけど)だった。心にワダカマリが残っていると、推しチームの試合をありのまんま楽しめないのではないかという懸念があった。その懸念を払拭してくれて、しかも勝利と記録を届けてくれるなんて、ファン思いの球団だぜ。

 こんな偶然が応援する側の気持ちをアツくする。偶然というよりコチラの勝手な当てつけのようなものだが、ファンは自分の都合の良いように解釈する。それで感動する。そんな誤解が重なって、抜け出せない沼にハマっていくのだろう。僕はすでに、この横浜の球団を生涯応援すると決めている。

 野球には完全試合というものがあり、すこし前に千葉の球団の若い投手が今世紀初のソレを達成した。彼は世界水準の投手で、おそらく将来的には米国のプロ野球チームで活躍することになるだろう。タダモノではないのだ。だが、そんな投手でも完全試合というのは滅多に出るものではないのだ。

 滅多に出ないと思われていたのだが、その彼は翌週も途中まで完全試合の投球を続けた。同点だったし球数も多かったので8回でマウンドを降りたが、その間はピシッと打者を抑えた。今期は投高低打と言われるように、投手が抑えて打者が打てない投手戦が多いようだ。今日の試合もそうだった。

 とは言え、僕の応援する球団は防御率が両リーグで最低だ。よく打たれる。そんなチームにあって、最近になってやっと公式戦に合流してくれたエースピッチャーが活躍してくれた。球界に広がる投高低打の流れに乗って、素晴らしい投手戦を投げ抜いてくれた。もう、今日が良ければすべて良い。

試合に勝った日の写真には、やはりmt.富士を使いたい。アッパレFUJIYAMA。