捻って挫けたオレの下半身

 最近になってようやく楽しく観られるようになってきたプロ野球。好きな球団の選手の顔と名前が一致して、プレーの特性がわかってくると俄然楽しい。各選手の応援歌やチャンステーマなども覚えておくと、球場に行った時にさらに楽しめる。そういうファンの熱意のようなものが芽生えてきた。

 長いシーズンを見守っていると、後半に差し掛かってきて心配になるのはケガだ。僕の好きなチームは、今年、投手のケガでの離脱者が多い。先発のローテーションから2枚抜けてしまったので、そこは大きな誤算である。ただ、どの球団も今年の変則カードで選手の体調管理には手を焼いている。

 僕は若い頃、足首の捻挫をかなり甘く見ていた。ナメていた。自分も中学生の頃に足首を捻挫して、それ以来完治することなく今に至ることを鑑みれば、捻挫を「ナメたらアカン」と身をもって分かる。でも、完治させる方法がわからず、不安定な足首のまま30年以上過ごしてきた。ボロボロだ。

 だから、今になって「捻挫は怖い」と断言することができる。野球選手も足首の捻挫で休場することが多い。捻挫したままでもプレーはできる。でも、それを続けていると治りが遅くなるし、足首をかばって走るので悪いクセがついてしまう。下半身全体のバランスを欠くので、選手生命を縮める。

 僕は、もう10年以上スポーツマン的な活動はしてない。それは30歳のときにラグビーの練習試合で膝の靱帯を断裂したことにより、運動から遠ざかってしまったこともある。でも、膝を怪我する前から足首はいつだって捻挫した状態だった。そのアンバランスさが招いた怪我だったのだと思う。

 足首の捻挫は、もはや僕の足首の特性のようなものになってしまった。その上、膝の靭帯の一部が消失してしまったので、膝の安定性も低い。学生時代、占い師に言われた「将来は下半身に気をつけろ」というのはこのことだったのか。あの頃も今も占いは信じないけれど、現実にそうなっている。

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下半身が弱って来ると「人生の黄昏」という気分になって来る。ビバ黄昏!