ふりだしにもどれ

 プロ野球の勝敗予想は、だいたい自分の好きなチームが勝つことを祈るような気持ちで予想する。希望的観測というヤツだ。そして、厳密ではないが、勝率5割を境に上位と下位に分かれる。僕の好きな横浜の球団は昨年最下位だった。それなのに、今年は期待している。不確定だが、根拠もある。

 先日も触れたが、開幕カードで3連敗を喫した。とても幸先の良くないスタートだ。現状、6試合を終えて3勝3敗となった。勝率5割ということだ。プラマイゼロ。ここから反撃が始まるとファン心理としては信じるしかない。でも、傷つきたくない気持ちもあるので半信半疑な部分も多々ある。

 野球の勝敗なんて本当のところ分かるはずがない。予想はハズレるものだし、その通りにコトが進んだら面白くない。ただ、できれば推しているチームには勝ってほしいし、強いチームであってほしい。今のところ強さは感じさせてくれないが、それは主力となる外国人選手が合流してないからだ。

 しかし、数年前までは野球なんて滅多に観なかった。横浜の球団を応援していると自称するようになったのは小学生時代からだが、それは単に野球の話をするのが面倒だったからだ。その頃も弱かったので、弱い球団を応援する人間がいなかったので話を振られにくいのだ。そんな消極的な理由だ。

 このチームが優勝したのは20世紀の後半。マシンガン打線と呼ばれた強い打線と、大魔神と呼ばれた圧倒的なストッパーが大活躍した。先発投手陣も安定した柱があったので、投打が噛み合った良いチームだった。その頃ですら、たまにTV観戦する程度の熱心さだった。野球への愛が薄いのだ。

 ここ数年で、急にこの球団への愛着が芽生えてきたのだ。30年以上、自称ファンを名乗ってしまったから、結果的に本当のファンになってしまったのかもしれない。試合結果に心を乱されて、負けた翌日は何だか元気が出ない。勝てば我が事のように嬉しい。これは、きっと幸せなことだと思う。

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カレーとライスが半々だと結局カレーの方が余る。余ったらパンを追加する。