曇りガラスの向こうで相談

 昨年から通っている歯科クリニックは、内部の連携がちと悪い。僕が長く通っているから目に入ってしまうのかも知れないが、それにしても過去の歯医者で味わったことがない気分だ。オーナー側の意図と、スタッフの能力に差があるのだろう。たぶん、オーナー側の期待が大きすぎるのだと思う。

 昨日は僕が予約した時間にオーバーブッキングがあったらしい。そんな説明はないのだが、いつも受付にいるベテラン看護師(おそらく経営側の人)がスタッフを叱っていた。ヒソヒソ声ではあるのだが、その分淡々と詰める言葉に凄味があった。あのように詰められては、次々に辞めるのだろう。

 そのブッキング調整のようなことに時間を取られて、予約時間になっても待合室でずっと待機している。全員が座れるわけじゃないので、この待ち時間は患者の気分をイライラさせる。そして、やっと呼ばれて診察室にゾロゾロ患者がなだれ込む。待たされたけれど、この後の治療は地獄の時間だ。

 この日の治療も相変わらず痛みを伴う。痛くなくしたいのに、その治療で痛い思いをする矛盾にメンタルが擦り切れそうだ。でも、早く終わりたいから割と我慢する。たまに医師が「痛くないですか?」と聞くので「すこし」と答えると「我慢しないでね」と言われる。我慢しないと長引くじゃん!

 しかし、医師という人間は何故タメ口を使うのか。僕はよほどお爺ちゃん先生でない限り、医師がタメ口をきくたびに軽くイラッとする。こんな偉そうな仕事を見たことがない。弱っているから来ているのに、さらに嫌な思いをさせるなよ。とは言え、治療中の歯は完治させたいので通うしかない。

 このようなスタンスなので、歯科医と仲良くなることはない。こんなに長く通っているのにスタッフの人間とも打ち解けることはない。そんなことは気にもしなかったのだが、昨日ほかの患者がスタッフと軽口を聞いているのを見かけて、そうした方が楽だなとは思った。無駄な意地を張っている。

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大好きな家系ラーメンもやしトッピング。治療中の歯が気になる。早く治せ!