ポンコツ野球サンデー

 体の調子が悪い中、草野球の試合に出た。ちょっとでも刺激を与えると痛風発作がぶり返しそうな恐怖と闘いながら、それでも久しぶりの運動は気持ちよかった。何ら試合の展開に影響を与えないモブキャラだけれど、試合以外の活動がないクラブなので、実戦でスキルアップする以外にないのだ。

 ジョギングで体力の底上げができていると信じられていた数日前だったら、もっとアクティブにプレイできただろう。走ってボールを追いかけることを厭わない、献身的な守備をしたいと頭の中では思っている。ひとつでも先の塁に進もうと貪欲に走ろうと、少なくとも頭の中だけでは思っている。

 でも、今日の野球はとにかく動き控えめで臨んだ。試合中に発作が起きて迷惑をかけるわけにはいかない。だから、体の声を聞くことを優先させてしまう。そんな状態で打席に入ったのだが、バットを持つと打ち気が優ってしまう。基本的には振って打ちたいのだが、数年間ゼロ安打の体たらくだ。

 ちなみに今日の打席は2回まわって来たのだが、最初がピッチャーゴロのゲッツー崩れで出塁してしまった。不慣れな野球のプレイの中でも塁上の動きがいちばん苦手というか、振る舞いを把握してないから緊張してしまう。結局満塁になったのだが、2塁ランナーの時がいちばん緊張感が高まる。

 2打席目はランナーが溜まった状態での打席だったので、野球観戦では激アツな場面だ。そんな状況を俯瞰で見て、推し球団のチャンステーマでも脳内再生させながら構えられれば楽しめたかも知れない。でも、今日はずっと足元の痛風の気配に気を取られているので、まったく集中できていない。

 それでも相手投手の投球パターンが読めてきて、打てそうな気がする打席だった。落ちる球を空振りして追い込まれた後、外のボール球を見逃せた。その直後、インコースにストレートを差し込まれたのだが、これを見逃し三振となった。それは、振った勢いで痛風発作が発症しそうだったからだ。

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横浜の球団がこのマークの頃からファンを公言していた。応援し始めたのは最近。