戦えオレのペインキラー

 先週末から兆しはあったのだが、今朝のジョギング中、痛風発作に襲われた。走る前から足の裏に違和感があり、それは恐らく痛風の前ぶれなのだが、なんとなく「走れば治る」という体育会系精神で走ってしまった。次第に痛みが散るような感覚があったので、本当に治るかもと楽観視していた。

 ジョギングの終盤、家まで1キロもない地点で足首に軽い痛みが出たので、立ち止まって屈伸運動をしようとした瞬間ズキンと痛んだ。いつもそうなのだが、痛風の発作は恐ろしく痛いのだ。しかも今回は外。秋のしんみりとした風景の中、天気も悪く人通りもない。そんな中で痛みに震える中年。

 膝下からスネの外側にかけて、例えようのない痛みがある。経験がないので分からないのだが、なんとなく疲労骨折という言葉が頭をよぎった。でも、かつて何度も味わった痛みなので疑いはすぐに晴れた。痛い箇所が動くし、ここという決定的な患部もない。これは、まぎれもなく痛風の発作だ。

 寂しい道の端っこで痛みに震えながらも、通り過ぎる人がいないことがせめてもの救いだった。痛いので足は引きずるし、表情にもツラさが出てしまう。あまり知らない人に心配されたくない。声をかけられたら「痛風発作なんで大丈夫です」と答えてしまいそうだが、果たしてその返答は正解か?

 セルフジャッジは良くない。真剣にスポーツに取り組んでいた頃、よく言われたし、人にも言った言葉だ。自分で判断してプレーを中断することはできない。試合中はレフリーだけが判断をする。この痛みに関しても、本当は医者に判断を仰がなければいけない。ここに記したことはすべて憶測だ。

 ともあれ、道行く人に体の心配をされることもなく家には帰り着いた。痛風発作には痛み止めを処方されるのだが、似たような成分の湿布で対処している。発症して3時間ほどだが痛みは強い。でも、外傷的な痛みではない。それだと湿布は無意味なのか。ただ、以前より痛みに慣れたのは事実だ。

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大好きだったレーベンブロイ(ぼくの尿酸値の原因物質)専用の陶器グラス。