すべて食育のため

 今朝は我が街の市長選挙があったので、投票所に行ってきた。投票前に念のためネットにて候補者をチェックしておいた。それによると、誰が出るのかはわかった。でも、その人たちがどんな人なのかはまるで分からない。エスエヌエスでヒントを得ようと試みたが、大した情報は得られなかった。

 僕の頭の片隅に、この選挙期間中に聞こえてきた誰かの「市内の学校給食を自校給食に」という声が残っていた。誰でも覚えがあるのかもしれないが、給食を食べ終えられずに昼休み中も残されて「食べなさい」と教師に強要された記憶がある。僕は何でも食べる方だが、当時の給食は苦手だった。

 カレーライスやソフト麺などは全然イケるのだが、普通のおかずにトラップが仕掛けられていた。作り手の人はワナのつもりはないのだろうが、僕にはワナであり罰でもあった。四角いプラスチックの皿に、メインのおかずと小鉢が置かれている。この小鉢がクセモノで、とにかく美味くないのだ。

 そこには、いわゆる小鉢的な小品が盛られており、大人なら3口くらいで食べ切れる量だったと思う。酢の物だったり、マカロニサラダやポテサラのような物があったと思う。そのどれもが、どうしても口に合わない。コレは僕の舌が特殊なわけではない。周りの連中も鼻をつまんで食べていたし。

 傷んでいたということはないと思うのだが、給食センターからの流通による都合がある。同じ温度で保管するので、同じ皿の中で別管理ができない。温かい方が美味いものに温度を合わせたら、温めたら匂いがキツくなる食材は自然にそうなる。総じて小鉢のものはクサいのだ。問題はその一点だ。

 そんな小中学校の思い出がフラッシュバックして、そんな給食はぜひ変えて欲しいと思っていたのだ。自校給食で育った人から給食の文句を聞いたことがない。つまり、美味いのだ。それを公約に掲げている人がいるなら、ぜひ投票したい。でも、ネット検索では誰の言葉なのかは分からなかった。

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選挙に行くのは好きな方なのだが、行くと毎回漠然とした肩透かしを食らう。