敏腕トレーナーからの手紙

 最近「スマホ首」という言葉を聞くようになった。スマホを長時間見る姿勢が首に悪影響を及ぼすということだと解釈している。僕にもその症状が出ているようだ。首が痛い。これは僕の持論でいえば、走れば治るタイプの痛みだ。走ろうと思うのだが、朝の寒さでゴールデンタイムを逃している。

 先日、市から保健指導の封書が届いた。昨年の健診での数値が指導対象となったのだろう。昨年も同様の案内が電話であり、僕は何かの詐欺だと思ってぞんざいに扱い不興を買ったことがある。あとで思い返し、あれは市から委託された業者だったんだと気が付き「悪いことしたな」と恥じ入った。

 そんな僕の悪いところが出たからなのか、昨今の状況のせいかはわからないが、今年はまず封書が手元に届いた。これで、今度電話が来てもぞんざいな対応はしないと思う。この保健指導というのは、どんなものなのだろう。ちゃんと読んでなかった封書の中身を熟読して、利用法を考えてみよう。

 読んで見たところ、相談内容に応じて専門職からのアドバイスがもらえるということだった。自分の中で意思を固めておくために、ここで予行演習的に思考をまとめておこう。まず、僕の鋼鉄の意志としては「食事制限絶対回避」という点を上げておきたい。僕は食べるために生きているのだから。

 僕がストイックという言葉が大嫌いなのは、そこに「節食」が高確率で入っているからだ。食事をないがしろにすることは、僕にとって死んでいるのと同じことだ。ただ、短期間の断食などでデトックスするみたいな、レクリエーション的な節食ならすこし興味がある。できれば寺院で修行したい。

 僕が健康を欲する理由は、いつまでも飲み食いを制限せずに生きるためだ。永遠には生きられないので「人生のキワの方までなるべく」ということだ。そして、できればスポーツも再開したい。肉離れすることなく、心地よく走れるようになりたい。さらに欲を言えばラグビーもしたい。欲張りだ。

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こういうのをペロッと食べて、走って帰るような不気味な老人になりたい。