分析拒否のマイドリーム

 昨年の年頭にも書いたかもしれないし、または機会があるごとに言っていることでもあるが、初夢の定義は曖昧だと思う。ネットで調べると、1日から2日にかけて見た夢、または2日から3日にかけて見た夢とされているそうだ。僕は2日から3日派の両親に育てられたので、それに準じている。

 でも、これっておそらく保険のようなものなんだと思うのだ。本当は、やはり元旦の朝に見た夢を指すはずだったものが、元旦の朝の曖昧さにより順延されてしまったのだと思う。大晦日から元旦にかけては酔っ払っていることが多いし、中には徹夜で飲むこともあるだろう。そのための予備日だ。

 だから、3日までの間で「これは吉夢だ」と思えるような夢を見たのなら、それを初夢と言ってしまえば良いのだ。そういう意味で、昨夜(つまり1日から2日にかけて)見た夢は吉夢に近いような気がした。僕は夢を比較的よく見る方だと思うし、わりと覚えている。体が疲れてないからだろう。

 夢の中に出てきたのはとんねるずの貴さんだ。とんねるず世代で二酸化マンガンくらぶを少しだけ聴いていたので、どうしても貴さんと呼んでしまう。貴さんはTVのまんまのテンションで、ハチのお尻を舐めていた。夢の細部は忘れたが、とにかくハチミツはこう舐めると美味いとのことだった。

 吉夢といえば「一富士、二鷹、三茄子」だ。富士を高いものの象徴と考えれば、とんねるずの背の高い方ということで貴さんが該当する。鷹を貴さんと読み間違えても良いが、こっちは飛ぶものの象徴ということでハチを代用させよう。茄子は、その夢で見たハチの尻の形状が茄子っぽかったかな。

 ただ、そんなことは置いても、貴さんが正月から夢の中で僕だけのオリジナル配信番組をやってくれたようなものだ。なんだか愉快な気分で起きてしまった。僕に向かって自慢げに「は〜、こうやって舐めるハチミツは甘くて美味しい!」と言ってくる姿は、忘れたくない心のベストテン第一位だ。

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僕の人生で数少ないラッキーである神宮のファールボール。縁起物として。