漂流者の流儀だとか

 遠方の仕事はクルマで行くことが多いのだが、渋滞で時間が読めないエリアに行く場合は遠くても電車で移動する。往復で4時間近くかかるが、クルマだと渋滞したが最後、いつ着くか読めなくなる。それよりはストレスがないし、なにせ電車は乗っていれば着く。ただ、遠いので乗り換えが多い。

 これは昨日、僕が八王子方面まで打ち合わせに行った時の話だ。八王子からさらに乗り換えて相模原に向かうのだが、他人に説明するときは八王子方面で充分だ。そこまでの距離感であるとか、冬ならば温度感なども自動的に伝わる。そこに向かうときはクルマの方が便利だが、あえて電車で行く。

 酒飲みの僕の浅はかな思考など秒で読まれそうだが、つまり帰りに飲酒チャンスがあると考えている。それと、仕事が午前中には終わる予定なので、そのエリアでのランチも楽しみにしている。クルマだと選択肢は広がるが、駐車場がないと入れない。僕は駐車場を見つけるのが世界一下手なのだ。

 予定通り午前中に仕事、というか打ち合わせは終わった。仕事自体は何にも進んでいないのだが、日頃家にこもって仕事する僕には外出する機会が貴重なので全然問題ない。ここからは僕の時間だ。まずはどこでランチにするかだ。来る時からずっと八王子が気になっていたので、まずは向かおう。

 電車の中で検索していたら、もう僕の腹は決まっていた。八王子ラーメンの店、しかも大好きな「納豆ラーメン」を出す店があるのだ。前にも行ったことがあるし、その時の印象はすこぶる良かった。味までは覚えていないが、美味しかったのは間違いない。昼が決まると急におなかが減って来た。

 腹が決まっているときは強い。いつもなら数人の行列も待たないのに、この日は5人待ちでも迷わず並んだ。勘だけど、多分この店は回転率が良い。その読み通り5分後には入店できた。納豆ラーメンを頼んで待つこと数分、久しぶりの対麺(ダサっ)。そこで思い出したある事実は写真下に記す。

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前回食べた時、次は必ずスタンダードラーメンを頼もうと思ったのだ。