からだはしょうじきだから

 今年の自粛期間でスッカリ鈍ってしまった仕事モードのカラダの使い方。ここ数日、急に忙しい状況に追い立てられて悲鳴をあげている。僕は働くことが、それも単純労働をやらされるのが嫌ではないので、多忙には強いと思っていた。でも、その耐性は気質ではなく衰えるタイプの能力のようだ。

 とにかく眠い。肌寒くなったことも関係しているのだろうが、とにかく今朝は起きたくなかった。それでも忙しさが脳に信号を発するらしく、朝は以前よりは早く目覚める。でも、カラダは起きたくないの一点張り。こうなることを見越して、前日に職場の社長には「明日は遅くなる」と伝達済み。

 何故シンドくなるのか、それは慣れない仕事をしてるからだろう。慣れてないから先の見通しを読めないので、常に焦っている。この仕事は年イチのものなので、毎年ひいこら言ってギリギリに仕上げている。だから、終わった瞬間に忘れたいし、上手いこと忘れる。忘れられるから生きていける。

 この仕事は締め切りが来週の半ばだ。それを過ぎたら別の仕事が入るので、思考回路は次の段階に移行する。だから、振り返って見直すこともない。食い散らかしたような有様の残骸になってしまい、来年の同じ時期に見直して絶望を覚えるだろう。それを見越して丁寧にやっているが追いつかない。

 自分の手に余る仕事は、できないことだ。僕はいま不可能なことに手を焼いているのだ。諦めても良いが、これを越えると力になることは分かっている。学生時代の部活の記憶が蘇る。限界を越えた時に能力が上がるのが如実に分かるのだ。成功体験というヤツだ。そういう体験への飢えは、ある。

 心が折れかけた時には、スポ根マンガ的な励ましワードが響く。こんな時、谷口キャプテンならどうやって乗り越えるのか? 苦手を克服するのは努力だけだ。鬼の木村が言うところの「3倍努力」しかない。僕の仕事に敵はいないので、誰かの3倍という比較はできないが、気持ちは大事である。

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普段はシャワーだけで風呂に入らない僕だが、疲れた時は銭湯が良さそうだ。