止まらない愚痴の暴走機関車

 仕事や頼まれごとは断れないタイプだ。僕ができることを頼まれたのならば、喜んで引き受ける。でも、近ごろ僕に頼まれるのはチョット無理っぽい仕事ばかりなのだ。何故そんな無理なオーダーが来るのか、それは僕の甘さにつけ込まれているのだ。だからと言って、今後も断る気はないのだが。

 以前も「こんなことプロに頼んでよ」という依頼があった。仕方なく引き受けてイヤイヤ仕上げたのだが、その仕事の追加オーダーが来た。気疲れする仕事なので今から憂鬱だ。前回引き受けているので、今回だけ断るのも変だと思い引き受けてしまった。その仕事のことを考えると嫌な汗が出る。

 その仕事とは、ガールズバーの店頭看板を作る仕事だ。店のスタッフの子を写真に撮って看板サイズにデザインする。なんでこんな専門外の仕事をすることになっているのか。それは、最初の段階で断ったのに全然相手が引いてくれなかったからだ。写真は下手だと言っても聞く耳を持たないのだ。

 僕は、それを引き受けたからには「ちゃんと準備をしよう」という気持ちがない。苦手なことを、苦手なままやって終わらせてしまう。それの対策を考えてしまうと気持ちが落ちるので、現場までは何も考えないで行きたいのだ。だから、前回と同じような気持ちで今回もイヤイヤ行くことになる。

 そもそも、写真が下手なのに、素人とはいえモデル相手に写真を撮るのはかなり精神的に参る。暗い店内でお店の衣装を着た女の子たちと対峙するのは、コレほとんど喧嘩ですよ。思わず「デスマス調」で愚痴が出るくらい心が折れている。しかも、暗い中での撮影でさらに難易度が上がるという。

 その場にいる全員が素人なので、僕がリーダーシップをとって撮影を取り仕切らなければいけない。低スペックのカメラで暗いところでは撮影もできないくせに、その場の人間に指示を出す情けなさよ。外見的には誰よりも積極的な人間を演じるので、この週末でメンタルを整えなければいけない。

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せめて昼間の撮影にしてもらいたいが、すべては相手の都合。ナメんなよ!