世界の片隅では、いつも熱戦

 昨日は久しぶりに野球の試合に出場した。高校の同級生だけで作ったOBチームが母体だが、主力となる我々世代よりも、助っ人で来てくれる後輩の方が戦力としてはメインとなる。毎回、なかなか人数が集まらなくて苦労するのだが、昨日は珍しく余るほど人が来ていた。だから途中出場である。

 試合はこちらが先行して、点差が開いたまま終盤に入った。連盟の規定で試合時間は90分となっている。12時に始まった試合なので、13時半の時点のイニングが最終回となる。僕が出たのは13時15分頃で、ファーストの守備に入った。その段階では7対4で勝っていたので余裕があった。

 試合自体が1年ぶりなのだが、ここ2年ほどはライトしか守っていなかった。もともと守備は下手で、バッティングも5年無安打が続いている。野球はまるでダメだが、それでも10年近く参加している。入りたての頃は長身なのでファーストをやらされた。その名残でファーストミットは私物だ。

 久しぶりに実戦で投入された僕と、僕のファーストミット。内野というのは絶対にボールが飛んでくるので緊張する。特にファーストは、味方が取った内野ゴロを高確率で投げてくるポジション。そして、アウトカウントを稼げる確実性も高い。送球をエラーすることは少ないが、アガってしまう。

 最初の回は難なく終わり、その裏の攻撃で時間切れとなり、われわれの勝利はほぼ確実に見えた。その攻撃では僕の打順まで来ないので、今年は打席にも立てないなと思っていた。ところが、その攻撃が早々に三者凡退で終わり、次のイニングに突入することになった。それが13時28分のこと。

 その次のイニングに交代したピッチャーが打ち込まれた。そこで同点となり、裏の攻撃で追いつけずタイブレークに突入。タイブレーク1回戦の裏に僕の打順は回って来たが、久しぶりの打席で集中できず空振り三振となった。タイブレーク2回戦で双方1点ずつ取り、綺麗に引き分けで終わった。

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試合終了は14時過ぎ。勝敗は9人のジャンケンで決める。結果は5-0で負け。