マーダーライセンスを更新
新型コロナウイルス感染防止対策で制限されていた運転免許証の更新手続きが、通常通り受け付けをはじめたようだ。来月が更新月なので、そろそろ最寄りの警察署に行こうと思っている。そう、今回は久しぶりに最寄りの警察署で更新できる。５年以上無事故・無違反の優良ドライバーだからだ。
免許を取ってから２５年ほどだが、ずっと無事故で保険の世話になったことがない。相手の過失による事故も経験がないので、そういう目に遭ったら対応できるかどうか心配だ。ただ、中古車にしか乗らないので、故障で保険屋に電話したことはある。しかし、何年乗ってもクルマに関して無知だ。
僕が免許を取ったのは大学卒業ギリギリ、というか合宿免許の途中で卒業式のために帰ってきて、さらに数日を山梨の教習所に通うために合宿所で過ごした。ひとり卒業旅行。富士急ハイランド周辺で教官にしごかれていた。しかも、途中で何度か試験に落ちたので、入社式には間に合わなかった。
僕が教習所で育んだのは、運転に関する苦手意識だ。免許は手に入れても運転技術は未熟なままだ。でも、なぜ免許を取ったのかというと、最初に入った会社でクルマを運転するからだ。入社後１週間ほど製品を覚えるための研修があったが、その次の週からは先輩社員とクルマであいさつ回りだ。
営業車を置いてあるのが、会社から少し離れた車庫だった。その車庫は倉庫のような建物で、前後に３台ずつの計６台のクルマが駐車できる。でも、上手く入れないと後から帰ってくる営業車の邪魔になる。その出し入れが大嫌いだったが、新入社員に選択の余地はなく毎日クルマを出し入れした。
やっと駐車場の狭さに慣れた頃、駐車場から会社にクルマをまわす途中にある踏切手前のガードレール的な構造物に左側ドアをこすった。物凄い音がした。会社に着いて確認したら左側のドア２枚分にわたるキズだ。クルマの持ち主である上司に報告するのが遅くなったので、思いっきり怒られた。
