ネガティブ頭ウォッシャー

 昨日は仕事で、丸一日イヤな感じで引っ張られてしまった。最終確認が出るのに「夕方になる」と言われて、よくよく確認したら夜の8時を過ぎるということだった。その通り、8時過ぎに「確認したので修正を以下の通りよろしく」とメールが来た。僕としては2日前に終わっている仕事なのに。

 その仕事の周辺のもろもろのイヤなことを同時に思い出して、昨日はずっとネガティブな想念に支配されていた。その仕事が終わった後も、どこか納得できないまま引きずっていた。とりあえず、こんな時は飲むに限る。ビールを飲むと、最近どうも調子が悪い。痛風の気が末端に出ているようだ。

 それに加えて、先日のラグビーでの筋肉痛に紛れて背中が痛いのだ。酒飲みにとって背中の痛みは怖いものだ。どこかしらの臓器が悲鳴を上げているのではないのか。以前は「勘違いかも」と思いつつ調べることができたのだが、いまはリアルに落ち込みそうなので、詳しく調べずに放置している。

 仕事と健康の両面からネガティブになっている。酒飲むために仕事をしている僕にとっては、この状況は四面楚歌だ。それを忘れるために酒量を増やすと、背中の痛みに沁みるような気がする。とにかく原因がわからないから不安なわけで、とは言え運動による筋肉痛の線もあるので揺れてしまう。

 仕事でのストレスが発生するのは、風通しの悪い会社の仕事を引き受けるからだ。ダイレクトに社長とやりとりできて、レスポンスも早い人が相手だとストレスはたまらない。でも、責任者不在の現場で末端が喘いでいるような状態だと、それに関わった人間全員が不幸になる。そんなストレスだ。

 以上のようなネガティブ意識に支配されていたのだが、数杯の酒で気持ちはほぐれた。やっと楽しくなってきたと思ったところで、閉店時間がやってきた。ここが潮時だが、もう少し飲みたい欲求は耐え難い。それでもねじ伏せて、酒場から意識を引き剥がすように帰宅できた。頭はスッキリした。

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大好きな箱根・彫刻の森美術館のステンドグラス。綺麗なものを見たい。