こんな世界に新しい生き方

 現在、世界中が目に見えないウイルスという敵に対して徒手空拳で立ち向かっている状況。できる手段は「手洗い・うがい」と外出自粛くらい。それでも製造業や物流、店舗は開けていなければ収入が途絶するので、それらの従事者は外出しなければいけない。完全にシャットアウトできないのだ。

 この今世紀最悪の状況でも、僕らは笑って生きていかなければならない。それぞれの局面でアイデアを絞り、自粛の状況下でも生きやすい、新スタンダードを作り上げなければいけない。誰にでも家族ルールという、その家族でしか通用しない符丁がある。だから、我々はルール作りに慣れている。

 僕の好きな酒場は、現状では「行っちゃいけない場所」のように思われているだろう。3密の条件に当てはまる場所だし、世間的な雰囲気として「不謹慎」だと思われそう。家族に高齢者を抱える我が家でも、先週辺りから最若年層の僕に対する家族からの「自粛」のプレッシャーがかかってきた。

 僕も、ウイルスを家に持ち帰ってきて、家族から重症者を出したくはない。だから、出かけるときは躊躇する。仕事だとしてもだ。自分の仕事的にテレワーク化は可能なので、発注元と相談して作業環境を揃えることはできる。やり方を変える柔軟さを持っているうちにシフトした方が良いだろう。

 仕事面では対策できる。でも僕の遊び場、つまり酒場に関しては難しそうな気がする。この騒動は終息の目処が立ってないので、当面はだましだましの営業スタイルということになるのだろう。僕としては、座席を半減させて、満席での来客につき最初の客から帰していく方式が良いと思うのだが。

 酒場で飲むこと自体を不謹慎と考える空気感だけは払拭させたい。今が我慢の時とは思うが、自分の唯一の居場所を失うのはシンドイ。僕なりの新しい酒場、仲間と安全に飲める環境をジックリと考えたい。政治家や医療関係者が対策を考えるのと同じ熱量で、僕も個人の楽しみ方を見つけるのだ。

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家にこもってやり過ごすという感覚は嫌いじゃない。読書量を増やそう。