不眠不休で不安的中

 ここ数日で爆発的に使われるようになったワードがある。「不要不急」という言葉。かつて聞いたことはないのに、聞いてすぐ「そのことか」と合点がいく。ノー◯◯ノー◯◯的な言い回しでいうなら、これはノーニード、ノーハリーといったところか。そう言い換えたから「何だ」という話だが。

 初めて聞くのに理解しやすいのは、漢字が簡単だからだろう。表記がカタイと、その取っ付きにくさで何も入ってこないことがある。昨今の言葉がカタカナの意味不明な外来語に陥りやすいので、この分りやすさは意識したものだろう。これを発表した女性も、普段はカタカナ言葉大好き人間だし。

 この週末の状況はやんわりとした自粛要請だが、これで効果が上がれば強制力の強い命令は出ないように思う。そこを理解していれば、自然に外出は控える。必要で急ぐ用事だとしても、ちょっとだけ躊躇するかもしれない。週明けに都内の仕事を入れてあるが、その外出でさえ小さな不安がある。

 もはや、誰がいつ感染してもおかしくない状況のように思える。家族と一緒に住む人間が、感染した際のセルフ隔離の仕方も確立しておいた方がいいかもしれない。我が家の高齢化は激しく、平均年齢69歳だ。三世代同居の4人家族で平均を出すと、結果的に我が両親の年齢になるだけだという。

 とにかく重症化しやすい年寄りが多いのだが、彼らは比較的外出はしない方だ。特に祖母は、家の中だけで過ごしている。ウイルスに感染するとしたら、外から来た人間か、外出が多い僕からだろう。毎日のように訪問看護的な人が来るので、そちらの人の方が感染させるリスクは高いとは思うが。

 フリーランスなので、設備さえ整えてしまえば家でも対応できる仕事は多い。つまり、設備を整えていない。設備に対して実入りが多くないからだ。この状況を機に、設備を導入する案もある。僕が出して、僕がペンディングし続けている案だ。今の所、設備投資する気配はないので、また保留だ。

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ペンディングと聞くと、プディングを想像して甘い気持ちになっている。