期限つきで不機嫌

 週末にどこにも出かけず、家で漫然と過ごしたりすると、明けて月曜日の仕事はじめが妙に調子悪かったりする。これが家でやる仕事ならば調子が出るまでゆっくりやれば良い。でも、出先での業務となると相手のオーダーもあるのでノンビリしてられない。そこが噛み合わないのでイライラする。

 それは自分でも分かっているので、そんなイライラを表に出さないように気をつけている。それでも、咄嗟に人を呼ぶときの声が明らかに不機嫌なのだ。これは、週末に話してないからノドも調子が悪いのだ。この週末に、一時的な「酒場断ち」を誓った手前、飲みに行くこともできなかったのだ。

 久しぶりの発声でガサガサボイスが出ることはよくある。話し下手な芸人が珍しく話そうとして「声が全然出てない」という笑いの形式もあるくらいだ。でも、よくよく考えたら、僕は日曜日に野球の試合に出ているのだ。序盤ですぐに交代したとはいえ、掛け声程度の発声は間違いなくしている。

 つまり、その日の第一声が張ってないと、なかなか声が本調子にならないのだ。それは、呼吸などでも代替できると思う。ジョギングで息を上げた日は、割と声に張りがあると思う。ただ、自分の声というのは顔面というフィルタを通して聞くからか、あまり正確にジャッジはできないと思うけど。

 自分で感じる声の不調は、つまり語尾まで話しきれないのである。声が掠れてしまって、最後の方がほとんど聞き取れない音量に絞られてしまう。それが、しかも週明けの不調と相まっているので不機嫌極まりない声のように感じてしまう。話している本人が思うのだから、周りは推して知るべし。

 今日も同じ仕事場での業務なので、昨日の不機嫌を払拭したいものだ。でも、他人の会社で外様の自分が変にはしゃぐのも良くない。遠慮して、配慮して、適度に元気に働きたいと思う。できれば「あの人が来ると楽しい」と思われることが理想だ。不機嫌ボイスでは、理想からは遠ざかるばかり。

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不機嫌な僕を瞬時にゴキゲンにしてくれるのがカキフライ、大好物。