仕事に取り憑かれる

 先日から新しい仕事に取り掛かっているが、慣れないため苦戦している。難しい作業ではないのだが、急ぎでありながらミスを許されないというのがプレッシャーになっている。僕はプレッシャーに弱いので、こういう仕事は早く終わらせたい。でも、速さがミスを呼びそうで慎重になってしまう。

 ふたつのタスクを同時進行で進めなければいけないのだが、発注元からは優先順位の高い方を先に片付けて欲しいと頼まれている。アンケートの集計とメール連絡なのだが、メール連絡の方が最優先事項だ。連絡先は数百件あり、その連絡を待っている。早くメールを送って安心させる必要がある。

 メールは、その業務専用のアドレスを自分のPCに取り込んだ。僕は以前からメールの設定が苦手で、すんなり使えるようになった試しがない。現状のPCでも受信はできるけど、送信ができないという有り様だ。果たして、今回も最初は同じだった。この業務は最初から波乱ぶくみだったわけだ。

 ただ、なんとなく根拠のない自信があり、いろいろ検索して解決法を探した。再設定する際にちょっとした作業をすることで、メールの送信が可能になった。その瞬間、発注元からのメールが大量に転送されてきた。受信したメールの件数を見ると、胃に重いものがのしかかってくる。ストレスだ。

 昨日の作業はメールの返信まで進んでない。まだ発注元からの最終的なゴーがなかったからだ。こちらにも不明な点があり、そこを確認中なのでメールを送るのは待ちの状態である。その宙ぶらりん状態で寝たら、全然熟睡できなかった。夢の中にメールと表計算ソフトが出てきて、落ち着かない。

 まだ3時だったが、いっそ起きて作業を進めちまおうかと思ったりした。でも、それは健康に良くないと思い直し、無理やり目を瞑った。頭がまったく休まらないまま、朝を迎えた(←今ここ)。朝になると冷静になる。まあ、なんとかなるだろう。ミスしないように、ゆっくりと作業するだけだ。

海釣りに行った時の朝の江ノ島。眠れないなら起きて釣りにでも行きたい気分。