非デジタルデトックス

 酒場の店主に仕事を頼まれたので、ノートPC持参で飲みに行った。簡単な仕事だとタカを括っていたら、結構ガッツリとした作業になってしまった。すべて終わった時には、記憶が曖昧な程度に酔いが進んでいた。結局、本日も作業を再確認して、いくつかの不備を改めてやり直すことになった。

 その作業を家でやろうと思ったが、電源を繋ごうとアダプタを探したらどこにもない。酒場のコンセントに挿したまま忘れてきてしまったようだ。しかし、別の酒場で数日前に上着を忘れたと思ったら家にあったという前科がある。あまり自分を信用できない。とは言え他に思い当たる場所はない。

 酒場に連絡して、アダプタを探してほしいと伝えた。その間、バッテリーの残量を気にしながらの作業になる。気がかりを抱えて仕事をするのは面倒なので、急ぎの仕事がメールで入らない限りは休んでしまおうと思った。夕方になって酒場の開店時間になると、アダプタを発見したと連絡が来た。

 すぐに酒場に向かい、アダプタを繋いで作業の続きをした。自分で不備だと思っていた部分があったのだが、ファイルを開いて確認したらちゃんと仕上がっていた。酔っている自分を信用できないのだが、後で確認すると改めて自分を見直す。普通にやっている。まあ、それは当然のことなのだが。

 せっかくなので、今日やる予定だった仕事を片付けることにした。酒場で仕事をするのは気が引けるのだが、浅い時間で空いているので周りの目は気にならない。サクッと終わらして早めに画面を閉じた。脱パソコンの日になると思ったのだが、最終的にはいつも通りだ。帳尻を合わせてしまった。

 作業を終えて飲んでいたら、昨日の仕事をリレーした納入先の先輩からメールがきた。いくつかのファイルが開かないとのことだ。なにも問題ないファイルなのだが、開けないと言われると再送するしかない。なんとか開けたとの連絡が来て、やっと終わった。おそらくPCの互換性の問題だろう。

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意識して休まないと仕事をしてしまう。休場所も指定して欲しいくらいだ。