順調なのには理由がある

 今年に入って我が家に起こったもろもろの出来事により、何かと落ち着かない日々を過ごしていた。その要因のひとつに、亡くなった祖母の貯金の引き継ぎ問題があった。僕の母親だけが対象者なので、その手の手続きを最初は自分でやっていた。でも、高齢者に優しくない手続きに苦戦していた。

 同じ屋根の下の出来事なので見て見ぬフリはできないし、普通に手伝ってくれるかと頼まれたので面倒を見ることにした。とにかく祖母と母親が親子であり、祖母のこれまでの履歴が箇条書きでわかるような役所が発行する書類を用意しなければいけない。そのことを理解するのにひと月を要した。

 この手続きがある間は、我が家の誰もが落ち着かない気分である。書類を揃えるのに本籍地に連絡をとったり、その都度請求の書類を作ったりしなければいけない。長い戦いになると覚悟を決めていたが、知らないうちに書類が揃っていた。さっき郵便局に書類を持参したら、すんなり受理された。

 まあ、書類は揃っているようなので「これから審査する」という段階にきただけだ。不備があればやり直しとなる。でも、一度出してしまえば、あとは不備を修正するなり追加資料を請求・提出するだけだ。ゴールは見えてきた。果てしないと思われていた書類地獄に、やっと光が差し込んできた。

 実は、母親とこの書類を提出した段階でかなり肩の荷が降りていた。それと同時に、いま抱えている仕事もスムーズに進行している。こんなに順調なことはないはずだ。どこかに落とし穴がある気がする。まあ、仕事が順調なのはいつも通りで、もっとパンクするくらい増やしたほうがいいのだが。

 2月中旬から毎日走るようになって、体調も悪くないし、健康的な生活を送っている。状況のせいで面白くもなんともない世界だが、そんな状況のせいで健康でいるしかないとも言える。僕らの酒場が閉じてしまっているので、家にいるか仕事するか走るしかないのだ。おかげで仕事も早く終わる。

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おそらく幕張あたり。サマソニの途中で撮ったものか? フェス行きてえ!