代打にかかるプレッシャー

 プロ野球セ・リーグ)で、試合後半のチャンスでピッチャーに打順が回ってくると、代打がコールされることになる。それはチャンスに強い切り札でなければいけない。数少ないチャンスをモノにできる、ハートの強さを求められる。見守る全ての人が期待しているので、プレッシャーも大きい。

 現在、この国では各地でワクチン接種の予約が行われていると思われる。わが町でも先週から高齢者世帯向けの予約の受付が始まり、両親に代わって僕が予約を取ろうと奮闘している。先週から始まって「奮闘している」という進行形の表現になるのは、いまだ両親の予約が完了していないからだ。

 先週の段階で両親ともに同じ日に予約を入れてやろうと、スマホとパソコンで同時に予約画面の入力を進めていた。ところが、その場で初めて入力項目を見るので「携帯の番号を教えて」などと場当たり的に対応することになった。その隙に予約画面が消えてしまい、何度もやり直すことになった。

 結局、予約日初日には母親の予約しか入れられなかった。次の予約は次週の月曜日、つまり今日の10時からだ。そこで父親の予約を完了させたい。先ほど、茶の間に必要書類(大した量じゃない)を並べて万事オッケーでスタンバイしていたが、定刻にネット接続すると回線集中のエラーが連発。

 やっと繋がったと思うと、途中の画面切り替えで再び回線集中のエラーによるタイムロス。再度繋ぎ直して入力画面に進むと、何度目かのトライでやっと2回目の予約受付画面まで進めた。ここまできたら予約取れるだろうと思っていたら、最後の「次へ進む」を押したら長い待機画面のちエラー。

 最後につないだ画面のカレンダーには空いてる日付が見当たらない。つまり予約満了。来週ふたたびチャレンジせよということだ。こんなに取れないものかと悲嘆に暮れかけたが、思えば今日はゴールデンウィークの真っ只中。僕のような子供の代打が集中アクセスしたのだろう。僕は代打失格さ。

f:id:SUZICOM:20210503110407j:plain

こんなに予約を頑張ったのはボウイのラストギグ以来。あれも取れなかった。