マスクマンズウィーク

 昨日の仕事は宇都宮で打ち合わせということで、電車で行った。ウイルス対策なのか、花粉症対策なのか分からないけれど、電車の乗客は9割以上マスク装着者。僕も花粉の季節はマスクマンなのだが、昨日はコロッと忘れてしまった。家にはお得用ボックス入りマスクがあるのに、慌てて忘れた。

 マスクを着けていないと、なんとなく不安なご時世だ。うかつにクシャミもできない。僕も他人から風邪を伝染されるのは許せないタイプなので、うかつにクシャミをしている人を見ると遠く離れたくなる。だから、マスク装着は自分が人混みで堂々とクシャミをするための免罪符のようなものだ。

 とは言え、空いた電車の中での「全員マスクマン状態」にも一抹の不安が過ぎる。以前は不審者のルックスと言えば「マスクと帽子とサングラス(またはメガネ)」と相場が決まっていた。でも、その不審者ルックの人間が電車の乗客に一定数混ざっている。ここに指名手配犯がいても分からない。

 ちと話は逸れるが、刑事モノのドラマで犯人を特定する時に監視カメラの映像が決め手になることがある。その映像で顔が特定されるから証拠となるわけだが、普通に考えたら、今どきの犯人はマスクと帽子くらい被っているだろう。でも、ドラマの中では犯人が無防備に素顔を晒していたりする。

 ちなみに、僕はメガネ利用者だ。メガネとマスクの不審者だ。帽子は似合わないからあまり被らない。ニューエラ似合わねんだと歌っていたのはECD。彼と同様に似合わない。ただ、マスクをしているとメガネが曇るので、面倒なのでメガネを外すことも多い。そうすると、花粉で目が痒くなる。

 まあ、花粉対策用のメガネではないので、かけていても痒い。でも、それ以上に無防備になるので、痒さが増幅した気がする。メガネをかけないと見えない時は、マスクから鼻を出している。そうすると鼻が痒くなる。マスクをしていても鼻は痒いのだが、無防備になると痒さが増幅した気がする。

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電車移動で距離を感じるのは、遠くに稜線を見た時だ。栃木市周辺の謎の山。