選手を信じて声を枯らす

 プロ野球の開幕はまだ先だが、今年は球場での声出し応援が一部解禁されるらしい。喜ばしいことだ。あまり現地観戦するタイプではないのだが、中継で観ていても声が聞こえる方が盛り上がる。好きな選手の応援歌は歌いたくなるし、その選手が活躍すれば応援した甲斐があったと思えるものだ。

 ケーブルTVのおかげでほとんどの中継は視聴可能だが、古い契約なのでたまに観られないチャンネルがある。それを改善するために、改めて新しく契約し直した。これで僕の応援するチームの試合を見逃すことはなさそうだ。今年は良い予感がするので、今世紀初の優勝が見られるかもしれない。

 プロ野球の前にWBCがある。国代表による野球の世界大会だ。野球自体が世界全体ではマイナースポーツなので、それを世界大会と言うのは抵抗がある。それでもアメリカがメジャーリーガーを率いて参加するので、レベルの高い試合が観られそうではある。そして、日本にも勝機はあると思う。

 また、日本やアメリカ以外にも、中南米の国代表に日本のプロ野球で活躍する選手が選出されていたりする。僕の推しチームの助っ人外国人もプエルト・リコ代表に選ばれたらしい。ちなみにプエルト・リコという文節には違和感があって、プエル・トリコと言いたくなる。口語では変わらないが。

 このプエル・トリコと言いたくなる現象には明確な原因がある。それは「オスマントルコ」のせいだろう。プエル朝トリコ帝国みたいな語感がしっくりくる。何を勝手に国の呼び名を変更しているのだと叱られそうだが、プエルト・リコと聞くたびに脳内で自動的にトルコの王朝のように響くのだ。

 と、どうでも良い話はこの辺にして、実は僕としてはWBCには懸念もある。先のプエルト・リコの代表選手もそうだが、日本代表に選出された推しチームの選手が無事に大会を終えてくれることを祈っている。特に若手の内野手は、初選出に燃えて張り切りすぎてケガなどしないことを切に願う。

ある晴れた日の横浜みなとみらい界隈。推し球団を現地観戦したい願望MAX。