家族旅行の予行演習

 昨日は法事で秋田に帰る両親を送るために東京駅にクルマで行った。埼玉から向かうと1時間足らずの距離だが、平日朝の交通状況が読めなかったので早めに行った。途中で渋滞に巻き込まれるかと思ったが、それほど混んでいる感じはなかった。荒川を越えてからはスイスイ流れるように走れた。

 途中で浅草を通った時に、そのうち観光で両親を連れてきてもいいかなと思った。親孝行のチャンスは思い立ったが吉日なので、積極的に提案したほうがいい。出不精な人たちなので、たくさん提案しても実現することはほぼないと思う。それでも言っておけば、いつかは気が変わるかもしれない。

 数日前の当ブログでも触れたが(6月20日更新分)東京駅のどこにクルマを着けるかが気がかりのままだった。母親が最近「ヒザが痛い」と言って通院している。なるべく駅付近に着けたいのだが、どこまで接近できるかがハッキリしないまま駅の正面の道に出てしまったので、仕方なく停めた。

 歩道に「八重洲地下通路」と書かれた階段の入り口が見えたので、おそらくそこから駅に接続しているだろうと思ったのだ。東京に不慣れな両親を放り込むには無案内な通路だったが、道は必ず繋がっているはず。そこで別れて駅と並走する道に出たら、一般車乗降場が分かりやすい位置にあった。

 次に行くときは迷わず駅の近くに送り届けられると思いつつ、家に帰る道中でにわかに一人暮らし気分が芽生えてきた。先にも言ったように出不精な両親なので、僕がひとりで家にいるということはあまりない。特にやりたいことは何も思いつかないが、ひとり家で過ごす自由を満喫したいと思う。

 とりあえずクルマが自由に使えるので、帰り道にそのまま買い物に行くことにした。久しぶりの買い物だ。地元の巨大ショピングモールのアウトレットに行って、ジーパンを3本も買ってしまった。安いからと言って不要なものを手に入れてしまった。浮かれていたのだろう。これは自由の弊害だ。

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両親を料理の旨い店に連れて行くこともできない。情けない息子でゴメンよ。