連休前のトラベル指南
今年は自粛生活がスタンダードになっているので、連休だからといって旅行に行こうという気分はしない。そもそも、金欠も手伝って最近はめっきり旅行していない。僕にとっての旅行は距離ではないのだが、気分としての旅情が湧くような軽い遠出、もしくは近隣散策にも出ていないのが実情だ。
知らない土地に行って、個人的に勝手に受け取るメッセージという名の誤解を溜めることで、仕事なり遊びなりで人と話すときの話題となる。いわゆる「インプット」というヤツだ。日々、アウトプットするだけだと脳みそが干からびてしまう。いや、それは物の例えだが、単純にネタが枯渇する。
このようなブログでは、別にネタがなくなっても、今思いついたことをダラダラ記せばスペースは埋まる。文章力強化が目的の作文なので、ここではシビアにオチをつけようとか、話の着地を見事に決めたいという願望は薄い。それでも多少の承認欲求はあるので、そのネタ探しにも旅行は最適だ。
今は国内旅行か、せいぜいが近隣への外出が限度だと思うので、それで自分にとって有意義なインプットが得られるようにしたい。この連休は、一応予定が埋まりつつある。おそらく、飲み仲間とともに横浜と浅草に行くことになると思う。横浜は野球観戦だが、浅草は単なる街ブラに近い外出だ。
我が家の最寄駅から浅草までは２０分ちょっとで着く。イチバン近い都内の観光スポットである。厳密に言うと北千住がイチバン近いのだが、北千住を観光スポットと思っているのは酒飲みだけだ。見事に凝縮された飲屋街は、浅草のそれらよりも広範囲でリーズナブルだと個人的には思っている。
僕としては、浅草は中年男ふたりで好きこのんで行きたい街ではない。そう、その浅草行きは同世代の男同士でツーショットなのだ。気のおけない相手との外出なので嫌なワケではない。ただ、インプットが期待できるお出かけではない。そんな時は自分を奮い立たせて、積極的に楽しむのが吉だ。
