熱き星たちに誓う

 プロ野球の応援の仕方は人それぞれ。ファンの数だけ応援するスタンスやスタイルが違って良い。好きだけど球場には行かない人がいれば、グッズを買って球場で声出して応援するのが好きな人もいる。データを集めて、それを元に分析するのが好きな人がいれば、ただ、ぼんやり好きな人もいる。

 そもそもプロ野球を好きじゃなきゃいけないという制約もないわけで、野球が嫌いな人がいたって構わない。興味がない人には多少好奇心を広げた方が良いと思うが、嫌いと断言する人には「何かあった」と思われるので無理強いはしない。もともと僕も熱心なファンではない。周りからの影響だ。

 僕が子供の頃は、漠としたプロフィールの中に「好きな球団は?」という設問があったように思う。新しい関係ができると、誰かしらに聞かれる質問だ。特に僕は少年野球をやっていたので、それは普通に聞かれる。僕は先に述べたように熱心な野球ファンではないので、回避策で誤魔化していた。

 要は、あまり人気のなさそうな球団を挙げておくと周囲の興味から外れるのだ。よく言えば「個性派」悪く言えば「変わり者」として、野球談義の埒外に置かれることになる。そうなるために回避策を講じたわけだが、さすがに少しは寂しい。その回避策が「大洋ファン」というチョイスであった。

 たまに詳しいヤツに「あの時代の誰々はすごかった」などと言われて言葉に詰まることがある。僕は大洋ファンから始めて現在に至るまで、その横浜の球団しか応援していないことにしてある。でも「熱心じゃない」という部分は伝わってないので、広義の野球ファンから話を振られると困るのだ。

 ここ数年は毎年、それぞれの選手に注目して観ているので、比較的わかって応援している。失策が多いのが気になり、その点を冷やかし半分で指摘してしまう。昨日は横浜が勝ったのだが、ヒーローインタビューで「僕らはミスをかばい合うチーム」とエースが言っていたので、もう冷やかさない。

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去年の夏にええ席で観たええ思い出。でも、試合は負けちゃった。