夜は悪意の底なし沼

 昨夜、寝る前に考えていた仕事の段取りを追っていたら、不穏な展開になる想像しかできなくなってしまった。ある仕事に関して「条件を詰めなくちゃなぁ」と考えていたのだけれど、交渉が揉める想定しか思い浮かばないのだ。その相手が「他人を言いくるめるのが生きがい」みたいな人だから。

 こっちが折れなければ「じゃあ辞めます」と言うしかない状況を作られることが多い。実際に僕がそんな風に追い詰められたことはないのだが、周りの人間の詰め方を見ているとわかる。質問責めにして追い詰めるのだ。そんなこと聞かなくてもわかるだろうって言うことを、察してくれないのだ。

 察してくれないと言うことは、一切こちらに寄り添っていないと言うことでもある。そこから説明させられるのかと思うとスッカリ気が抜けて、ギブアップとばかりに「もう良いです」などと言おうものなら、そこに対しても「何が良いんだ?」と詰めてくる。責め苦の無限ループがはじまるのだ。

 僕の場合、初手の質問の段階で笑ってしまうので、逆に話をそらしてしまう。無駄話をした後で、帰り際に「さっきの話は」と結論を言って回答をまたない。やり取りをすると終わらないから、こちらの条件だけを伝えてサッサと帰ってしまう。それが上手くいく時もあれば、失敗することもある。

 本人と直接会えるならば、まず極端に揉めることはないだろうとは思うのだ。でも、ほとんどの連絡がメールか電話だ。そのやり取りを元に、あの話は「こうだった」と言う確認をするのだが、だいたいコチラの言ったようには理解していない。先方の都合の良いように曲解されていることが多い。

 その「都合」を調整してもらわないと、コチラの負担だけが増えてしまうのである。それを明日「言わなきゃな」と思って眠りに入ったのだが、交渉のやり取りが悪い方に転がる想像ばかり膨らんだ。その想像では最後に相手のことを殺しそうになったので、夜中に想像を膨らませるのはやめよう。

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会ってない人のことは古い情報で補完するので、良いイメージができない。