捨てて得るもの

 身の回りをシンプルにするため、持ち物をドカッと捨ててしまいたい願望がある。断捨離とか言うけれど、単純にシンプル化で良い。無駄なものがない暮らしは楽な気がする。でも、つい物の誘惑に勝てずに買ってしまう。主に本と服なのだが、服は捨てるよりも買う量の方が圧倒的に多いと思う。

 本はリセールのシステムがしっかりしているので、溜まりすぎたら買い取りに持って行く。ネットで売りに出しても良いのだろうが、個人売買にかかる手間を惜しんでいる。絶対に店舗持参で買い取られるより、個人の「欲しがっている人」の方が高く売れるだろう。でも、まだその気になれない。

 服だって、まとめて捨てるくらいなら買い取り店に持って行った方が多少は値がつくから得だ。でも、読まなくなった本はそれでも本だけど、着れなくなった服はゴミ同然だ。穴が開いていたり謎のシミがついていたり、とても人様にお見せできるようなシロモノじゃないので売るのは気が引ける。

 もちろん汚れた服は値段はつかないことが多いが、それでも無料で引き取ってくれる。どうせ捨てるんだから、専門業者の方が専門的に処分してくれることだろうと想像する。そう思えば、汚れが目立つ捨てられない服どもも処分できるような気がする。年内中にはまとめて処分することにしよう。

 本日、本棚の整理と称してかなり大量の本を処分してきた。ついでにCDも80枚ほど処分した。すべてPCに読み込んであるので、フィジカルで持っている必要がないと思ったモノを買い取りに出したのだ。まだ500枚ほど残っているが、厳選して「商品価値が低そう」なものだけを間引いた。

 こういうのは昔から二束三文で買い叩かれると決まっているのだが、実際に持っていくと想像と異なりまとまった金額になった。本は全然安いのだが、CDの中には千円を超える買い取り額のものもあった。レシートを見ると意外な商品が高値で引き取られており、今後は事前に調べようと思った。

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本を売ると言ってもほとんどは漫画。買い取り店によると大人コミック。