トークセッションはカット

 いくら話しても、一向に話が進まない人がいる。それは、最終的に責任を僕に取らせようとしている場合に起こる。僕の「それじゃあ最後まで僕が全部やりますんで」という心強い言葉を待っているのだ。それでサクサク話が進むかというと、今度はその話のネガティブな側面を聞かされるという。

 この世に良い話はない、特に僕に提示される仕事関連の話に良い話なんて皆無だ。たまに楽な仕事が舞い込むけれど、楽なだけあってギャラも安い。そういう低賃金仕事ばかり引き受けていても、一向に生活レベルは向上しない。僕自身が、生活向上のために仕事をしていないからそうなるのだが。

 とにかく、僕の周囲で交わされる会話のほとんどが無為だ。何もない。それは仕事関連に限らず、日常会話でもかなりの部分が無意味な会話だ。とはいえ、すべての会話に意味があったら疲れる。脳みその中身を垂れ流すような、ダラダラとしたアウトプットは必要なのだ。出さないと溜まるから。

 打っても響かない人間、何かを言うと必ず反論で返してくる人間だ。こちらが相手を思って、考えて言った言葉に「いや」とか「でも」と返してくる。こちらの考えた分の時間を即時否定し、可能性も考慮しない。自分のことは放っておいてくれと言う本心が、「いや」とか「でも」から滲み出る。

 その放置されたい当人を長時間放置すると、構ってほしそうな顔をする。そんな奴の機嫌も気持ちも僕には関係ないのだが、向こうから絡まってくるタイプだ。悪い人間じゃないけれど、面倒臭い男だ。それで普通に会話をすると、持論しか話さない。こちらの意見は無視。まったく無駄な時間だ。

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麻雀中に、手牌とはまったく関係のない無駄な会話をするのは楽しい。