2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョークの気分じゃないけれど

見た目には明るく見えても、実際には悲しみを抱えているというのが、人間がもっとも重厚に見える瞬間だと思う。我慢して明るく振る舞っているという単純なことじゃなく、どんなに性格的に陽性だったとしても耐えられない不幸があって、それでも笑っていなけ…

スウィートリトルジャーニー

せっかくの連休なんだから旅行にでも行こうかなと思うのだが、そもそも仕事がヒマな時期は開店休業状態なので、いつだって旅立つことができる。ただ、なんとなく億劫なだけだ。勤めていた時は「せっかくの休み」というのを理由に無目的な旅行に出れた。今は…

風の声を聞き、土の匂いを嗅ぐ

将来は早めにリタイアして、自給自足プラスアルファの農作業をしながら、慎ましく暮らすというライフプランを聞いたことがある。もう少し前は、脱サラして蕎麦屋になるという方向もあった。発想は近いものがあるが、自給自足の農業ライフの方が自由度が高く…

包括的にリスペクト

僕が応援しているプロ野球チームは、昨年リーグ最下位だった。今年は奮起して上位に食い込むかと思っていたが、今のところ5位と出遅れ気味。新型コロナウイルス感染による離脱者が続出したり、主砲の外国人選手2人の合流が遅れたりでスタートダッシュに躓…

スーパースーパーウォーカー

家で飲もうと思ったときは、スーパーに行ってしこたま酒類を買い込んでくる。酒コーナーのラインナップが充実したスーパーが、近所に何店舗かある。酒専門のリカーショップの方が選択肢は多いのだが、自分の好みで比較するとスーパーの方が安くて便利だ。今…

夏色のデリカシー

夏が近づく感覚は、いくつになっても小さなワクワクを呼び起こされる。実体験としての良い思い出なんて何ひとつないのに、架空の夏体験物語をデッチ上げている。または、誰かのウシシな体験を無断借用した思い出の美化作戦が行われている。とにかく、なんか…

油まみれの着せ替え人気

昨日は暖かかったので、半袖で出かけた。夜は冷えるかもしれないと思い、念のためジージャンを持って出た。中年になるとTシャツだけで外出するのは無防備な気がするのだが、せっかく痩せたので無防備で攻めてみた。やはり軽装は気分が良い。いつでも走れる…

いつでも無責任プロデュース

よく行く酒場が安い赤ワインを大量に仕入れたらしく、グラスワインの値段を下げるなどのキャンペーンを考えていた。それを横で見ていた僕が「サングリアでも作れば」などと適当に提案したところ、即採用になった。早速その下準備を始めたのを見ていたら、な…

止まったままの世界

しばらく会ってない人との関係は、どこかでピタッと止まっている。数年ぶりに会ったら結婚して子供もいる、なんてことはよくあるけれど、だからといって関係性は以前と何も変わらない。人の親だという認識もなく、ただの友達として話している。実生活での距…

酒場で飲む水プライスレス

僕は尿酸値が高いことを酒場でカミングアウトしているので、お店の人々が痛風を心配して水をたくさん出してくれる。アルコールと同量の水を飲めば酔わないなんて都市伝説を聞いたことがある。真偽の程は知らないが、とにかく水とビールを同時に飲んでいる。…

飛べない鳥のブルース

小学生の頃、学校の校門近くには物売りがゲリラ出店していた。学校が許可を出すわけがないので、間違いなく無断出店だろう。取り締まる法律がなかったのか、僕の町に警察署がなかったのか、その両方なのかは分からない。ちなみに僕の町には小さな交番がひと…

いちばん動きやすい季節

日曜日は今年最初の野球の試合で、久しぶりにフル出場となった。ジョギングにより体力を底上げできていると過信していたのだが、翌日以降ずっと節々が痛い。ただ、天気が良かったので気持ちよく運動できた。いまの時期は晴れてさえいれば快適なのだ。今日な…

異次元スクールライフ

昨日は草野球の試合があり、午前中から埼玉の端っこをウロウロ移動していた。球場が不便な場所にあるのでクルマで行くのが普通なのだが、調べたらマニアックなバスが出ていたので乗ってみた。時代に逆らうかのように、ICカードが利用できないバスだった。…

検体として差し出す

僕は思い浮かんだアイデアを考え無しに口にしてしまうタイプだ。思いつきを校正レスで提出してしまう。それでひんしゅくを買うこともあるが、長年のクセで抜けない。最近では「そんなこと言うなら自分でやれば良い」などと言われてしまう。でも、実は自分で…

最近の昭和はどうなんだ

よもや令和4年のこの時代に言うのも憚られるが、僕にとっての源流は昭和にしかないような気がする。自分をカタチ作る要素は、すべて昭和の中にある。時間的な長さで言えば、平成の時代はマルッと生き抜いている。それでも昭和の方に染まっていると感じてし…

きみの前世は魚か鳥か

僕には特に趣味と呼べるようなものがない。そんなもの要らないと思っているのだが、趣味が人生を豊かにする側面はあるかもしれないとも思う。ただ、じゃあコレを趣味にしようと即決できるわけもない。いろいろ試して自分に向いているとか、とにかく楽しいと…

エレクトリックアーム

睡眠は大事だと寝具メーカーの広告などで言われるまでもなく、眠ることは健康と深く結び付いていると思う。なるべく安らかに眠りたいものだ。でも、いま現在のベッドの寝心地はイマイチだったりする。僕の体のサイズに合ってない。足がはみ出している。寝起…

海岸通りのショートカット

僕が26歳の頃、勤めていた会社を辞めてインド旅行に行った。いま自分が海外旅行に行くリアリティがないので、思い出だけで気分を南インドの海岸通りに飛ばしてみたい。そんな思考実験である。無目的に行ったので最初の宿泊先も決めてないし、そもそもガイ…

先に生まれただけ

以前よく考えていたのは、先生というのは先に生まれただけの人じゃないかということだった。単なる生まれた順番が先だっただけで、過剰に威張られるのは不本意との思いがあった。もちろん、それは過剰に威張るタイプの教員に対しての感覚だが、僕が学生だっ…

ノイズに負けない強い心

最近、生活のリズムが乱れている。パンデミック以降の世界でスケジュールは崩壊してしまったが、そろそろポストコロナ時代に本格的に突入しそうな気配がある。そうなったら、いつまでも半引きこもりを世界が肯定してくれないような気がする。おそらく外に出…

君と異なるセンチュリー

僕は女性の服装を例える時に「フォウ・ムラサメみたい」という表現をよく使う。ご存知の通りZガンダムに出てくるあのフォウのことである。それは、もちろん褒め言葉だ。フォウはマドンナ的な役だし、劇中の服装も同作の中では圧倒的にオシャレだ。それが伝…

わざわいのもとは口

昨日ここに、迂闊な自分の発言について反省するような文言を記したばかりなのに、昨夜も酒場で迂闊な言葉を吐いてしまった。しかも、最近は迂闊な発言が多いから気をつけなくちゃいけない、というような話をした直後にポロッとこぼれてしまった。その点を隣…

毒の沼地に足取られ

僕はむかしから、仲のいい人に対して言えないことがある状態を保てなかった。あの件を持ち出すと変な空気になるよな、と思うと、その人との関係性に不自由が生まれる気がする。できればなんでも話せた方が自然だ。そういう状態にするためには、多少言いにく…

1時間ちょっとのまわり道

何が楽しくて出かけるのかと言えば、そりゃ昼メシをどこで食べようかと探したり、出先のお気に入りのラーメンを食べたりするためだ。仕事で出かけるときも、その途中で食事を楽しむことをセットにしている。昨日は世田谷方面で仕事だったので、その前に家系…

ズルズル後ろに引きずって

最近の僕は予定通りの時間に行動できない。自分が怠惰なことを織り込み済みで予定を立てているはずなのに、それをさらに上回ってルーズになる。それは、僕が立てる予定がいつでも「せっかちバージョン」に設定されているからだろう。当日になると、そんなに…

初期衝動は無敵か

僕はあまり衝動的に動くことがない。考えてから行動するタイプだ。傍目からは唐突に思える動きだとしても、自分の中ではそれは理に適っている。他者の評価と実際の自分が異なることは、世の中に多々あるだろう。衝動的に見える人間が計算高いことなんて、こ…

カメハメハライフ

毎日ジョギングしているようなことを他人に言ったりしているが、雨の日は当然のように走らない。健康体のフリをしているが、僕は膝の靭帯を何本か欠損しているので、下半身はガラス細工なのだ。だから、例え雨がやんでいたとしても、濡れた路面を走るのは苦…

オペレーション・ネイション

現在、日本全国で接種に取り組んでいるワクチンの3発目を打ってきた。最初の2発とは異なるメーカーの製品で、コチラの方が副反応がキツいとウワサに聞く。僕の場合、昨夜寝る前に腕が痛み始め、その痛みは現在も続いているものの、発熱もなく体調は普通。…

われも凡庸、彼も凡庸

凡庸だと思っていたヤツが意外と鋭いことを言う時がある。そんな感覚を抱く時点で、僕は自分が凡庸ではないと思っていることがバレてしまう。そこは恥ずかしいところだが、ハッキリ言ってしまうと「普通じゃない」ことに憧れている。その憧れは、もうこの年…

ふりだしにもどれ

プロ野球の勝敗予想は、だいたい自分の好きなチームが勝つことを祈るような気持ちで予想する。希望的観測というヤツだ。そして、厳密ではないが、勝率5割を境に上位と下位に分かれる。僕の好きな横浜の球団は昨年最下位だった。それなのに、今年は期待して…