2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

しばらく休みます

日記というものは書き続けなければいけない。そう思うのだが、個人的なことがあってしばらくは休もうと思う。すこし前に、入院していた祖母が亡くなったと父親から電話があった。その報せが想像以上にショックだったので、文章を書く練習をする気分になれそ…

不本意ながら失念の日々

日課にしていることを忘れた時、自分に対しての後ろめたさというか、申し訳なさをいま感じている。現在の僕はふたつの日課を抱えている。朝のジョギングとこの日記だ。ジョギングの方が新しい日課だが、過去に何度も日課として根付かせようとトライしては挫…

いつもそこにあるもの

ずっと気になっているのに、触れずにスルーしているものがある。例えば、風呂場の汚れとか壁のシミとか。触れたら最後までやらなきゃ気が済まないのだけれど、それに手を出せる時間的な余裕がないのだ。だからってヒマな時には気にならない。忙しい時の方が…

春はお別れの季節ですが何か!?

幼稚園を含めると、卒業式に出たことは5回ある。そのうち4回は次の段階に進むための過渡期に過ぎないが、大学の卒業は完全な学生時代の終焉となる。社会に出てから勉強したくなって大学に入り直すような人もいるが、ひとまず社会人として〈稼いで生活する…

こだわりはシークレット

以前、ダンディにはこだわりが必要だというようなことをココに記したことがあると思う。それは、ただ中年が生き続けていればダンディ認定されるわけではなく、そう呼ばれるからにはそれ相応の資格のようなものが必要だと思ったからだ。ただ、僕はあまりこだ…

ダイエットは癖になる

先月の中旬くらいから、大袈裟にダイエットというほどのことでもないが、半年で5キロほどの減量を目標とした食事制限と運動を続けている。たいした制限ではないし、厳しい運動というわけでもない。でも、毎日続けていたらひと月で目標に達してしまった。こ…

デタラメ情報屋の独り言

諸説あると言えばなんとなく許される昨今、僕も誰から聞いたのか定かではない適当な情報をいくつか持っている。それらの情報、というか与太話は酒場でするために取ってある。とっておきの話というよりは、その話からみんなの馬鹿話に展開したら楽しいなと思…

球春到来、燃えよファン

今年のプロ野球は、ちょっとした問題を抱えた状態でシーズンインすることになる。各チームの外国人助っ人選手が大量に入国できていないのだ。特に今年からの契約となる新規の選手は、いわゆる感染症対策によって入国が制限されている。ただ、その状況も球団…

自分の知らない自分

酔っているときの記憶が曖昧なことはよくあることだ。特にここ数年は覚えていないことが多い。楽しい瞬間のことは忘れたくないと思うが、似たようなことが何度もあるから判別しきれないのかもしれない。こんなことを繰り返していたら、酒場通いにも飽きるの…

ムラサキに近いピンク色

酒場の客は人それぞれだけれど、みんな多少は周りに気を使って飲んでいるものだ。もちろんオフ状態なのを前提としつつも、公共の場であるという意識は抜けない。自分の部屋のように振る舞ってはダメなのだ。限りなくオフだけれど、他人に見せても平気な程度…

ひとりで桜を見る会

僕のジョギングコースは用水路沿いで、水路の両サイドが長い桜並木になっている。この手の桜の名所は日本中に数限りなくあるのだろうが、ここも隠れた名所だと思う。ただ、交通の便が悪く、大通りから内側に入った抜け道なので大きなトラックや狭い道を飛ば…

やむにやまれぬアドベンチャー

危険だと分かっていても、危ない場所に惹かれてしまうものである。例えば高いところに行くと、怖いのに下を見ずにはいられないというのもその症状だろう。行き過ぎた人は〈クライシスジャンキー〉などと揶揄される。危険中毒者なのだ。背中にナイフの切っ先…

うつろなカーディーラー

両親のクルマが車検だったので、代わりにディーラーまで行ってきた。普通のことなのかもしれないが、ディーラーで車検を通すなんて僕には初めてのことだ。いつも中古車屋さんに頼んで「格安で」と念を押してやってもらっている。ディーラーは高いという刷り…

甘いにおいの罪なヤツ

自分の中で、他人には恥ずかしくて言えないけれど密かに気に入っていたり、コソッと楽しんでいることを〈ギルティー・プレジャー〉と呼ぶらしい。罪悪感の快楽という意味だ。音楽のジャンルで例えるならば、普段メタルしか聴かない人が実は甘いポップスも好…

その無駄を殺すな

花粉症の人が、他人の家で過ごしている時にティッシュを無尽蔵に使うのを、その家の人間が怒ったことがある。確かに際限なくティッシュを消費し続けることになるので腹が立つのだろうが、その程度のことで怒るのも器の小さい話だ。最後にそいつは「花粉症の…

塩ラーメン罪悪感うすめ

いくつになってもラーメンやジャンクフードが大好きで、美味しいことが正義だと思って過ごしてきた。イチバン好きなのはトンカツだ。人に好物を聞かれると、咄嗟に出るのはロースカツだろう。最後の晩餐も、健康ならトンカツが良いのだが、トンカツが食べら…

あれは言っておけば良かった

いつの間にか浸透しているクレーマーという言葉。むかしから文句言いたがりみたいな人はいたが、それとはひと味違うらしい。どうやらクレーマーには特典が付いてくるようだ。文句を言うことで優遇される制度って異常だと思うが、この国の事なかれ主義が産ん…

果てなき地獄を知っている

現在、ある仕事を頼まれているのだが保留にしている。その仕事に関わると泊まりになる可能性が高いからだ。他人の事務所で泊まるなんてことは絶対にお断りだ。それでも仕事を断るという、その一点に関して決めきれないものを感じている。どんな仕事でも引き…

関連ワードでこんにちわ

今朝、何気なく眺めていたフェイスブックのタイムラインに、仕事で交流があった人のサムネが目に飛び込んで来た。その人とはフェイスブックでつながっていないし、会わなくなって数年経っている。忘れかけていたところに近況が詳細に載っている。その人のラ…

友達になりました

数年前に読んだ燃え殻という作家の「ボクたちはみんな大人になれなかった」という小説は〈最愛のブスに“友達リクエストが送信されました”〉という第1章からはじまる素敵な物語だ。作者の私小説のようなリアリティがあるが、実際のところは知らない。ただ、…

残り香が彼のメッセージ

以前、俳優の沢村一樹さんが加齢臭のことを「ダンディ・フレーバー」と言い換えていた。悪くない表現だと思ったが、加齢臭を発する人間が必ずしもダンディとは限らないとも思った。ダンディを定義する要素は、ただ大人の男であれば良いと言うわけではないよ…

荒くれ大反省会

昨日、帰りのバスの中でずっと電話している女性がいて、心の中で「うるせえなぁ」と思っていたら、そのままの文言が口からもれた。そのバスに乗る際、入口で彼氏と別れ際の名残惜しタイムを満喫していた人間がいて、その際も「邪魔だよ」と声かけた。同じ人…

俺たちのプレイグラウンド

誰でも自分のナワバリというか、居場所を持っていると思う。具体的な場所じゃなくても、草野球だとか、趣味での会合が居心地が良いということも含まれるだろう。僕の父親を見ていると、おそらくソフトボールが居心地が良いようだし、たまに行くヘラブナ釣り…

ハンドメイドで安全地帯

ラグビー部の寮で生活していた頃、同室の同級生と険悪になりかけたことがある。もともと短気な男だったのだが、たまに軽く怒らせながらも総じて仲良くやってきたと思う。僕は適当な性格なので、比較的キッチリしている同居人に叱られることが多かったと思う…

クラフトマン魂なき中年

昨日、仕事の連絡待ちで時間が空いてしまい、持て余した挙句、ちょっと前にもらったペーパークラフトを作ってみることにした。ずっと作らないで放置していたのは、妹の子供にでもあげようかと思っていたからだ。でも、クラフトするのが横浜スタジアムなので…

記録にも記憶にも残らない男

数年前に中学校の同窓会があり、卒業以来はじめて参加してみた。そこで会う人間は全員久しぶりだ。だから最初は誰が誰だか分からない。でも、面影がまったく変わらない人間というのはいるものだ。まず、そういう分かりやすい人間に声をかけたところ、逆に僕…